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実用的!保育園・幼稚園選びのポイント

こんにちは、助産師Suiです。
保活に向けて保育園の見学や候補の選定を始める時期ですね。

今回はLINE登録者1000人を記念して特別企画として
今月中に公開予定であるこちらの有料note「保育園・幼稚園選びのポイント」の記事の一部を無料でお見せしちゃおうと思います!

今回この記事を執筆するきっかけになったのがオンライン助産院での個別相談でした。

複数の方から

「習い事もあって色々体験できる園と自由でのびのび遊べる園ならどっちが良い?」
「保育園と幼稚園、子どもの知能や知能や発達面を考えるとどちらが良い?」

というご相談を頂きました。

上記の質問には研究で分かっている知見や文献をもとに「文献から紐解くー子どもの発達を伸ばしてくれる良い園とは?ー」にてお答えします。
他にも未就学児を子育てされている方には是非知ってほしい情報・知識や文献もご紹介しているので読み応えのある内容になってます。

保育園だけではなく幼稚園を含めた研究ですので、幼稚園の入園・転園を考えている方にも参考になる内容となっておりますので興味のある方には有益になるかと。


今は色んな教育方針であったり園独自のカリキュラムを取り入れた保育園・幼稚園があります。

親御さんとしてもどこの園がいいか悩まれると思います。
かく言う私も保活では大変な思いをしたことがあります。

数ある園の中でも皆さんが特に優先したいものは何でしょうか?
施設面やアクセス、園庭の有無、保育士さんの人員配置、食事、衛生面、サブスク、教育方針、イベントの数・・・挙げればキリがありません。

園が違えば園長も勤務する先生も異なります。

特に優先したい項目を3-4つに絞ってみて園を探してみることが良いと思います。

このnoteでは志望する園の優先順位のつけ方保活をする際に参考になることはしっかり詰め込みました。
但し、今回は記事の後半のみ有料とさせて頂きます。

後半は有料にはなりますが、内容的には個別相談で頂いたご質問のお答えも本noteには含まれていますし、最後に特典として【助産師Suiが実際に書いた園の志望理由書のサンプル】もあります。ランチ1回分で実際に4園からご縁を頂いた志望理由書が見れるので、保活の成功率がグッと上がります。

これから保育園・幼稚園に入るという方には、強くお薦めできる内容になっていると思います。

また、無料で読める部分は保育園を中心とした内容となりますので、ご承知ください。

それでは約11,000字の長文ではありますが、お時間ある時にお付き合い頂ければ幸いです。



・保育園選びで特に見るべきポイント


園庭の有無、施設の設備・保育士さんの数など保育園によって違いは様々です。

保育園の資料やHPに園の方針なども書いてありますが、
実際に保育園における先生方の関わりや子どもの様子を見る方が一番良いです。断言します。

以前保育士さんより「保育士(大人)の声より子どもの声がよく聞こえる保育園が良い」というご意見も頂きました。

これは非常に納得しかありませんでした。

大人(保育士)の声が大きく、子どもの声が小さい・少ないというのは対等ではないからです。

大人の声が大きい時や注意が多いと、子どもは話さなくなってしまいます。
居心地の良い環境とは思えないですよね。

叱ることよりも大変なのは、のびのびと遊ばせつつも見守ることです。
注意するのは簡単ですし、やめさせた方が大人の負担は遥かに楽です。

子どもの「したい」「やりたい」という好奇心を尊重し、見守り続ける方が時間的にも心身共に大変です。

のびのび遊ばせるというのは放置ではなく、
あくまで見守りに徹しつつも危険な時や必要時はサポートして
子どもを支えること
だと思います。

子ども達1人1人できること、できないこと、得意なこと、不得意なこと様々あります。

その個別性を配慮した上で在園時の子どもの人数に対して保育に携わる人員が足りているか、先生同士も関係性は良好か等も重要かと思います。


見学する中で子ども達も元気で笑顔溢れる園は、子ども達も園長や先生に対し自ら絡んでいたり終始楽しそうにしていました。

印象に残る保育園の説明会では、園長先生が同席した我が子の性格を踏まえて配慮した関わりがあったり、子どもの目線で声を掛けてくれたりしました。

また何より、説明会の内容も子ども目線で考えてくれる保育園は主語が子どもでした。

普段から子どもを主体に考えた関わりをされていることが何より伝わってきます。

そして職員の皆さんが長期的に勤務されているところも良い環境です。
育休明け後も復帰して働かれる保育士さんが多い保育園はワークライフバランスも配慮されていて、長く勤務しやすいことも特徴です。

皆さんのお勤め先でもそうだと思いますが、環境が良い職場はなかなか辞めませんよね。

・認可外保育園も激戦?


東京都の場合、認可外保育園も激戦な所も多いようです。

認証保育園(もしくは認可外保育園)によっては各見学会にすべて参加しているかどうかチェックのある保育園もあります。

また認証保育園の申し込みをする場合、見学が必須な場合も多いです。

夏から見学会の確認を始めるのではなく、予め春くらいから説明会の日程を確認するのがベターです。
(そんな私も8月に入ってから見学し始めたので数園の説明会には出遅れた)


認証保育園の場合は入園を志望した理由など書く園もあります。


私も5-6園ほど書きましたが、熱意を込めて気持ちが伝わるように書くことが大事です。

なんというか就職試験を受ける時のような熱い気持ち、切望する気持ちを文字にする・・・あの懐かしい感じを思い出して書くと受かる確率もUPするかと!

私も文章を考える際、保育方針と家庭での教育・育児の方針が一致すること等も必ず書いていました。

そのおかげもあってか奇跡的に4園からご縁をいただきました。
あと大事なのは「併願」と書かないこと!

これはウソを書くのは非常に心苦しいですが、他の入園希望者の皆さんもほぼ「単願」にチェックしています。

併願にチェックをいれると………………高い確率で受からないです。

ある方は入園申込書の余白に「単願です!!」と大きな字で記載された方もいらっしゃったと認可外保育園の園長先生から教えて頂いたことも。
(保活の必死さに共感した瞬間でした) 

・先生の子どもへの関わり方


これもとても重要な観察項目です。

園によっては見学会の際に子ども達がお散歩や外活動している間に説明会をするところもありますが、できれば実際に在園時がどんな風に過ごしていて先生はどんな声掛けをしているのか見た方が絶対に良いです。
実際に保育園見学をする際に確認できそうなポイントも含め以下に箇条書きでまとめてみました。

<私個人が良いな、素敵だなと思った先生の関わり方>
・どんなに子ども達が騒いだり余計なことをされても「静かにしなさい!」「やめて」「ダメ」などの命令形や否定語・禁止語をつかわず、別の言い方で対応していたところ
・失敗してしまった子の気持ちを受け止めた後に、頭を撫でる
・子どもの目線と同じ高さになるようにしゃがんで対話している
・在園児が先生のファイルを取って渡すと「持ってきてくれたの?ありがとう」と言っていた(本当は仕事用のファイルで触ってほしくないものなのに、注意せずお礼の言葉を伝えた保育士さんの姿に感動)
・積み木を積むという1つの行動にも目の前で時間をかけてゆっくり積んでいた(子ども目線での対応、子どもに分かるような配慮に感動)
・問題行動をしても許容できる範囲内であれば、「ダメだよ」とまず注意するのではなく子どもに寄り添って気持ちの表出を促していたこと(なぜその行動をとったのか、その心を理解しようとしている姿が神)

<私個人が「…」と思った先生の関わり方>
・鼻水が垂れていた子どもに声掛けもせずにティッシュで拭く
・先生の笑顔も少ない(業務・・・って感じが強い・・お仕事が大変なのは重々承知ですが)
・時間に追われている印象がある
・子どもの頑張り・発表を笑う
・何か保育をする前に声をかけないで対応をする(例:無言で食事介助)
・まだ無理だよ~と否定語を子どもに使うことが多い
・子どもに対して一方的に怒っている(例:「なんで早く片付けしないの?」と終始怒った口調)

ざっとですが、少しでも確認ポイントになれば幸いです。

鼻水の拭き方チェックしてるんかい!細かすぎだろ!!というツッコミを頂きそうなんですけど、たまたま視界に入ってきただけです・・!笑

ですが職業柄、新人や後輩の所作を細かく観察した上でフィードバックすることが多いので、つい・・空気を吸うような感覚で発見してしまいました!←姑じゃないよ

たかが鼻水の拭き方、されど鼻水の拭き方。
小さいことにこだわってると思われがちですが、これも些細な行動ですよね。

けれども些細な行動って無意識な行動でもあるので、その人の人間性が分かる部分でもあると考えます。

本当に子ども達のことを大事にして、子どもの立場になって物事を考えれる保育士さんであれば「お鼻拭こうね~。しんどいよね」等の声掛けをした後に鼻水を拭くと思うのです。

皆さんも美容室に行って洗髪をする際にいきなりお湯をかけられたらビックリしませんか?

それに説明もなく突然されたら、丁寧さや配慮に欠けるなと感じますよね。
何かアクションをする前に必ず一言かけることって凄く大事です。

子どもに対しても最低限の礼節をもって関わることは大事で、礼節を欠いていると子ども自身も「大事にされていない」「雑に対応された」と感じます。

意外と子ども達も分かっていたり、様々なことを感じているのです。
自分が大事にされているか、そうでないか・・子どもながらに感じ取っているように見受けられます。


因みに鼻水が垂れていた子に無言でティッシュ(しかも強めに)拭いていた保育園は2-3年後に閉園していました。

・アクセスの優先順位は高い?


SNSでも「保育園はアクセスの近さこそ正義!!」という内容をよく見かけます。
分かります、近さって本当に本当に大事です。

子どもって朝の準備に手間取るし、ごはんもすぐ食べなかったり、朝のTV見てたら「まだ見る!」と言い張ったりするし、玄関出る直前に「この靴下いや~!」「💩でそう!」など予想外の展開を繰り広げてくれます(疲労)

そう、朝から忍耐力を試されるのが親なんです。

ですから、やはりアクセス的にも近いに越したことはないです。
雨の日も遠いと大変ですからね。

荷物も月金はかさばりますし、近いって本当に大事だと思います。


だがしかし!!
「本当にこの保育園なら安心して子どもを預けれるか?」これも大事にしてほしい。

というのもお恥ずかしい話ではありますが、アクセスの近さと園の方針に惹かれた私は「(園の方針が)自己肯定感も大事にしてくれるなんて最高じゃん!単願なら今から確実に入園できるしココにしよう!」と言う理由で選んだ認可外保育園で私は大失敗をしたからです・・・。

(言い訳をすると保育の様子が全く見れず、園長からの説明のみだったから雰囲気が分からなかったのです)

多少、家から保育園までの距離があっても先生たちや保育園の雰囲気も重視するに越したことはないです。

子ども(もしくは親)が合わなくて転園することになった場合、転園先の保育園では慣らし保育から始まることが多いです(本当に大変でした・・・!)
育休中であれば復帰する日時を下旬や中旬に設定すれば問題ないですが、仕事しながら午前お迎え、正午お迎え・・(最低でも5日間以上)、結構大変でした。

私は医療職なので夜勤などを入れつつ有給で乗り切りましたが、4月に有休を多く消費してしまったのは正直避けたかったです。

保育園に入園すると風邪や感染症、胃腸炎もいただいたりするので驚くほどに有給が消費されます。

解熱して24時間経過するまで登園禁止のルールであったり、感染症によっては法律によっても登園基準が設けられている病気もあるので子どもが元気でも登園できない場合があります。

発熱した場合の登園項目は園によってバラバラなので見学時に確認すると良いでしょう。

以前、見学した園では「解熱して2日後に登園可能」というルールがありました・・・ヒィ・・

ですから冬直前に有給5日しか残ってない時は「乗り切れるか・・?」と覚悟したほどです。

あと子どもから感染症や風邪をおすそ分け頂くこともありますので、自分の体調不良で休まざるを得ない場合もありますので、ご注意を。

そして何より子どもも新しい環境に変わるため、その変化やストレスに適応できるか・・という問題も生じます。

家にいるよりも日中保育園で過ごす時間の方が長いご家庭も多いです。
だからこそ我が子には安心できて、楽しい時間を過ごしてほしいですよね。

アクセスの近さは優先順位としてダントツで高いのは当然ですが、もし他の園と迷う場合は「見学時の印象」「保育士さんや園長先生の人柄・園児への関わり方」「ご家庭の教育方針」と照らし合わせてご検討してみましょう。

・小規模保育園について


認可保育園でも小規模保育園がある地域もちらほらあるかと思います。
ざっくりいうと0-2歳児クラスまである保育園のことです。

3歳児クラスだと転園する必要がありますが、この小規模保育園も少人数だからこそ1人1人の子どもに届く手が多いというメリットがあります。

保育者一人あたりの子どもの人数が比較的少ない保育ですから、子どもの訴えや声に応答・反応してもらいやすいのも大きなメリットでしょうね。

また、文献によると「保育者が適切な関わりあいを多くしている子どもの方が、保育者に愛着を示して、安定しており、社会性が高い行動をとることがわかった」と述べられています。

引用元) https://syokibohoiku.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/12/hakusyo03.pdf


・保育園の情報を入手する2つの方法


ただ保育園の見学や説明会に参加しても、崇高な考えや方針はよく分かるけども実情が分からない部分もありますよね。

そこで大事なのが情報です。
保育園見学以外で情報を収集する際に参考になる2つの方法をお伝えします。

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