そのネガティブ、あなたの才能です
あなたは自分の才能に気づいていますか?
わたしは自分の才能に目覚めるまで、
劣等感が強烈に強く、どんなこともすぐに
人と比較して落ち込む、天才的にネガティブな
人生を送ってきました。
人より優れること、勝つこと、
物分かりがいいこと、わがまま言わないこと、
人が欲しがるものを欲しがらないこと、
世俗的なことに興味を持たないこと、
わたしの親はそういうことをわたしに求めてきたので、
幼少期から一生懸命、期待に応えようと
「優等生」をやってきました。
結果どうなったか。
小学生の頃のわたしは、教室の隣の机の男子を
蹴り倒して担任に廊下につまみ出される。
(そんな女子おらんやろ)
近所の知り合いのパン屋で駄菓子を万引き。
(知らない人の店では絶対にしませんでした)
すべては愛情欲しさにやったことでした。
さらに17歳で急性肝炎になり入院、
極め付けに尿路結石(まだビール飲んでないのに)。
初めてできた彼氏には
海外滞在中にメール一通で捨てられ、
大学生の時の彼氏には本命彼女がおり、
就職してすぐにできた彼氏にも
複数の彼女がいることが分かり破局。
寄ってくる人は危ない既婚者ばかり。
「優等生になって愛されたい」わたしは、
「優等生ではないし愛されもしない」現実を
創りあげていました。
どれだけ自暴自棄だったか、
思い出すだけで自分に申し訳ないほどです。
病気になるほどの徹底的な自己否定と
向き合うきっかけになったのは、
助産師になってからでした。
助産師の先輩たちは、優しいし、思いやりの心がある、
気持ちの良いコミュニケーションを取る賢さがある、
貢献欲求があり、前向きで明るくてひたむき、
経験を謙虚に受け止めて勉強熱心、
当たり前に生活を営めて生活の知恵を持っている、
面倒くさいこともやり抜く力がある、
夜勤して夜寝てないのに肌が綺麗で、美容にも気を使える・・・
何よりも、妊産婦やその家族のことを
真剣に考え向き合う力がある・・・
なんて、素晴らしい女性たちなんや・・・
というのが仕事を始めて
周りの助産師に感じたことでした。
なんで、他人のためにそんなに心を砕けるの?
なんで、そんな風に頑張れるの?
先輩助産師たちを見て、そう思っていました。
でも、わたしがだんだんとポンコツをさらけ出し
ポンコツのまま受け入れてもらえるようになっていくと、
わたし自身が楽になっていき、仕事が楽しくなり、
そんなわたしに先輩たちは自己開示し、
色んな話をしてくれるようになっていきました。
普段、明るく楽しそうに
仕事をしている先輩たち。
わたしの想像以上に、苦悩や不安、
葛藤、虚しさを抱えている女性の姿が
そこにありました。
わたしもずいぶん自分自身をやり込めてきたけど、
自分を大切に扱わない女性が、これだけいるのか・・・
ということを知ってショックを受けたのです。
「なんでなん?
そんなに素晴らしいのに。
そんなに肌きれいやのに。そんなに賢いのに。
そんなに優しいのに。
そんなに素晴らしいのに、悩むことある?
なんで?マジで謎!」
というのがわたしの率直な感想でした。
そこで気がついたのです。
「みんな、自分の欠点を探すことに忙しいんやな・・・」
特にわたしは、物事を分析しジャッジする
目ざとさを持っていました(笑)
徹底的に自分を批判してきたその目は、
ある意味自分を守るためではありましたが、
自分を愛せないことで苦しんできました。
しかしその眼差しは、ベクトルを変えれば
人の美しいところに気づき、本質を見抜く目と
なっていたことに気付かされたのです。
これがわたしの才能でした。
わたしは現在、「お母さんの予備校」という
出産準備をするママのコミュニティを
運営しています。
コミュニティで行っているのは、
ママが自分の本質に目覚めて、毎日を心から
明るく楽しく過ごしていくための習慣づくりです。
そうすることで、結果的にみんな、
つるつるっと安産していくのです。
しかも、気づいたらそれまで絶えなかった
人間関係やお金の悩み、旦那さんへの不平不満
までもが、消えちゃってるんです。
どんな人にも美しいところがあります。
それを知り、行動を起こして磨くことで、
さなぎから蝶にかえるように変容していくママたちの姿は、
何とも言えないほどまばゆいものがあります。
ママに関わる助産師さんが、自分の美しさに気づき、
才能を磨いてもっと輝けたら。
ママはもっと、豊かな人生観を持って
子育てを始められるに違いありません。
あなたが息をするようにできてしまうことを
必要とする人に届けることができて、
喜びが循環すれば・・・
助産師の人生も、その先の母子の笑顔も・・・
輝き始めることは間違いありません。
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