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もう一度読みたい「満月MR.MOONLIGHT」

「満月」という原田康子の小説をご存じだろうか?
私がこの本を読んだのは、もう30年以上前の話になる。


本好きの私にとって、1時間50分の通勤時間は読書タイム。
月に10冊以上の本を読んでいたと思う。
本屋で面白そうな本との出会いにワクワクし、好みの物語や作家に出会えた時の感動はたまらないものがある。


「満月」は、タイトルに惹かれ、たまたま手に取って読んでみた本だった。
読みはじめ、たちまちその世界に引き込まれていったことを今でも覚えている。


ストーリーは、札幌と津軽が舞台の江戸時代から現代へ(1年後の満月の日に戻る)期限付きでタイムスリップしてきた武士と、高校教員のタイムトリップラブストーリーだ。

北海道と青森に行ってみたい・・・・

この本の情景をイメージし、行ったことのない場所への憧れをつのらせていったのだ。

何度も読み返し、涙したこの本。
大切にしていたはずなのに、引っ越しを繰り返しているうちに紛失してしまったようで見当たらない。また読みたい、手元に残したいと本屋を探し回ったがみつからない。

数年前にネットで調べたら、すでに絶版になっていた。
どうりでみつからないはずだ。



そういえば、「満月」は映画になった。

主演が原田知世と時任三郎で、「満月 MR.MOONLIGHT」というタイトル。本を読んでしばらく経った頃の公開だったので、観ようかどうか悩んだけれど、結局イメージが壊れるのが嫌で観なかった。

映画も観ておけば良かったなぁと思いつつ、久しぶりに本も読みたい!が再燃しているので、古本も探してもみようかと思っている。


タイムトリップファンタジー系韓国ドラマ好きの方にはおススメな本だけど、展開は韓国ドラマに比べたらドラマティックではないかも。
だけど、美しくて切ない話であることは間違いない。

絶版になっていることが心の底から残念でたまらないのだが、ぜひ読んで欲しい本だ。


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パラレルキャリアをもつフリーランス助産師です。歩くパワースポットと呼ばれるくらい幸運体質な私が、妊娠/出産/子育て/女性の健康/の情報発信と日々のくらしのよしなごとをエッセイでつづっています。サポートしていただけたら最高にうれしいです!