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英語のAIライティングは、日本より遥かに進んでいる

先日、日本語のA I によるライティングに関する記事を書きましたが、アメリカでは、既に多くの記事がA Iによって英語で作成されているという現状があります。

そこで今回は、A Iによる英語での記事作成の状況について、簡単に紹介したいと思います。

英語でのAIによる記事作成

アメリカでは、既に数えきれないほど多くのニュース記事がA Iによって作成されています。以下に、その代表的なものを記載しますね。

✔︎  AP通信
2014年からAIによる記事作成を開始しています。四半期決算、スポーツ、株価といった定型記事の執筆はA Iがほとんど行えるそうです。また、AI は低コストで大量に記事が書けるため、読む人の少ないトピックでも収益が出せるようになったそうです。実際、AP通信はマイナーリーグの記事掲載を始めたりと、事業の幅を広げています。

✔︎  ロイター
こちらもAP通信と同様に、定型記事の作成はA I 行っているようです。また、ツイッターなどから、一定の傾向や例外的出来事を特定し、書くべき記事を提案するA I を導入しています。このA I は、人間のライティングのサポートしているようです。

✔︎  ロサンゼルスタイムス
地震速報/殺人事件などの一部の記事を作成しているようです。

✔︎  ワシントンポスト
スポーツ/ビジネス情報/選挙戦速報などの記事の一部を作成しているようです。

この他にも沢山の会社がA I を使って記事を書いているようですが、特に、AP通信とロイターの2社が全体をリードしている印象です。この2社の動向をチェックしていれば、最新のA Iライティング事情が知ることができそうです。

日本語でのAIの記事作成

日本語の記事作成というと、先日の記事でも紹介した通り、
① 日経新聞による決済サマリー
② 朝日新聞による見出し・短文ニュース作成
の2つくらいしか、目立った話はありません(2020年3月)

アメリカと比べると大きく遅れている印象です。
AP通信がAIによる記事作成を開始したのが2014年で、日経新聞が開始したのはその3年後の2017年です。このタイムラインを考えると、日本はアメリカより3年くらいは遅れているのかもしれません。

日本の事情については、下記の記事をご参照ください↓

これから日本で起こること (予想)

アメリカと比べて遅れているものの、そう遠くないうちに、日本でもアメリカと同じように多くの記事がA I に作られることは間違いないでしょう。特に、現時点でアメリカで実用化されている以下の記事は、近いうちに実現しそうです。

✔︎  選挙速報
✔︎  スポーツ速報
✔︎  地震速報
✔︎  ツイッター等のSNSから注目記事を自動作成

■ AIが普及したら、ライターの仕事はどうなるのか?
AIで作成された記事は、大量のデータを処理できるだけに、高い正確性を持っています。一方、ヒトの「意見・主張」と言ったものは、A I 記事では出せません。ですので、そこに大きな需要があるはずです。

特に、今後はA I が作成したに記事に、ライターが「意見・主張」を加えるという形の記事作成の形が多くができてくるのと思っています。

A Iと人間、お互い争わず共存できたらいいです・・・

まとめ

海外では、既に多くの記事がAIによって作成されています。
日本も近いうちに同じような状況になるでしょう。

A I が書く記事はニュースは、低コストで速いという点で優れています。一方、そこには意見や主張がありません。そのため、事実を述べるA I、意見や主張を述べる人間、という風に役割が分かれていくのではないかと思います。

つまり、今後のライターとして生き残るのに必要なことは、自分なりの意見・主張を発信する能力を磨いていくこと、と言ったところなのかと思います。

A Iに関する記事は、また近いうちに書きますね。
お読みいただきありがとうございました。

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