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職場のお困りごとをデジタルの力で解決したい!!

 お疲れ様です。
 小売業でスタッフをしている50代の会社員です。主にデジタルコンテンツ
(CMや商品PR動画)の制作や一部マーケティング、広報、販促経費、
システム等営業にかかわる雑務全般(営業総務部?みたいな感じです)に携わっています。特にこの4月からは「システム」責任者にも任命され、日々勉強の毎日を送っています(大丈夫かな‥)。
 
 今日は日常業務における単純作業を可能な限り自動化・省力化そして無人化を実現すべく、人の手に頼る従来型の手法ではなく、デジタルの力を拝借することで、より正確にそして確実に業務を処理できないだろうかと考えている僕が、自身の体験と現場(ここでは店舗ではなく本社)で起こっている現象を紹介しながら記事をまとめてみたいと思います。

1.現場で起こっている事。

ケース1
 テレワークの浸透により事務所の人口密度が激減する中、いつも週末になると独りポツンと机に座ってパソコンの前で作業をしている同僚に「何やってんの?」と声を掛けたら「チラシ結果の集計をしています」との返事。そこで集計方法を聞いたら、「チラシ商品のJANを1品ずつ***に入力して、出てきた数字を各店ごとにコピペして・・・」と。平成生まれの同僚なのに、やり方が昭和・・・と力いっぱいショックを受けました。
※文中の***はグループのシステムツールです。

解決策(アイデア1)


 
チラシ商品JAN一覧データリスト作成(エクセル)⇒PowerBIでデータ収集
⇒PowerAutomateで自動集計
5w1hでまとめると

ケース2
 改装店舗を中心に年間10数店舗ほど店頭で来店客アンケート調査を実施していますが、アンケートで得たお客様の住所データを集計する作業が単調な上に手間がかかるので、分析にかける時間が不足気味の傾向が続いておりなんとか自動化できないだろうか?と、職域も広がったのでいつも思っています。

解決策(アイデア2)


 アンケート収集(今まで通りGoogleドライブ)⇒住所データクレンジング作業(今まで通り自分で)⇒商圏データ製作(Power Automateで自動集計)

ケース3
 営業系の会議になると各人がそれぞれ自分の作った資料を持ち寄り、独自の視点で意見を述べるのですが、これがまた会議を長引かせる一因なのか、結果的に現状把握の時間に多く割いてしまい、肝心の打ち手についての議論があまり進まないことが多い。このような症状がでやすい背景には「当社にはデータの共通基盤がない」と取締役の上司は判断し、PowerBIを使って職位別ダッシュボードの製作にかかるよう指示が出たが、システム的、技術的な問題より各個人のマインドが邪魔してか中々意見がまとまらないまま今に至る。

解決策(アイデア3)


 各職位毎からヒアリングを行い、上司の承認のもと共通のダッシュボード案をまとめ、PowerBI上でダッシュボードを完成させる。


2.評価

 上記の3つのケースにはそれぞれ解決方法はきっと異なるものになるのでしょうが、ここでは一度、各ケースを評価してランク付けしてみます。

 業務への影響度を考えたら圧倒的にアイデア3ですが、実装するには越えなければならない課題が多く、即実現とはいかなさそうです。

3.まとめ

 今回改めて現場で起こっている現象を振り返ると「デジタルツールで問題解決!!」の前に、それを扱う人のマインドに課題がありそうだということに気が付きました。ルールや仕組みを変えるときには少なからず抵抗はあるものなのでしょうが、今、会社のグループ全体で新しいアプリやシステムを次々と導入してきているので、それに対する疲労感みたいなものもあるのかもしれません。
 山本五十六の格言に「やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ」とありますが、まさに文言通り、まず自分が手本を見せて
デジタルツールの活用メリットを実践し、他者に伝え、別の他者が真似しようとする風土を作り上げ、その輪を拡げていく。実践的には、小さな課題からひとつづつ解消し、自信をつけながら仲間を増やし、周囲のコンセンサスを得ながら大きな課題を克服する。と、こんなところでしょうか現在地は。

 最後まで読んでくださった方々、ありがとうございます!!次回もあるとのことなので、引き続きよろしくお願いします。