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料理ができない

実家を出て友人とルームシェアを始めて、約2年半。

実家にいたときは家事を一切していなかったので、この2年半で洗濯・掃除・料理に初めて挑戦した。

その中で、料理だけが全くできるようにならなかった。

友人と一緒に住んでいるが、生活リズムの違いやお金の関係もあるので、ご飯はそれぞれ自分の分を準備して食べるスタイル。

住み始めた当初は、節約にもなるし頑張ろう!とせっせとスーパーに行き、ちまちまと自炊をしていた。

仕事が忙しいときは定時に帰れず、20時や21時に家についてからご飯を準備する気力がなくて、外食やコンビニで済ますことももちろんあった。

そして一度それをし始めると、自炊に戻るまで、信じられないくらいのエネルギーが必要だった。

もちろん私がそもそも怠惰な性格なのもあるけど、なぜこんなにご飯を作ることができないのかな…と考えていた。

2年半経ってようやく結論が出た。

私は料理を「覚えられない」。

必要な材料の種類や量、調理の工程、何かを茹でたりレンジでチンする時間、味付けの分量など、何も覚えられない。

だから、少し残っているあれを使ってこの料理を作ろう、とか、こういう調味料でこんな味になるなと想像ができなくて

同じものを連続で食べたり、全て醤油で味付けしたものになったり、汎用性がない。

レシピを見て作ることは出来るから、食べたいなと思ったものがあったときに、調べて作ることはできる。

でも、自炊には圧倒的に、想像力のほうが大事だなと思った。

多分説明書がきちんと読めるタイプの人は、レシピ見ればそれなりに美味しくできる。そういうふうに書いてあるから。

毎日自炊している友達や、母親はほんとにすごいんだなぁと、月並みですがしみじみ思う。

材料を余らせず数珠つなぎにしながら、毎日違う献立でご飯を準備できるなんて、天才!

「毎日やればできるよ〜」と言われることもあるけど、そもそも私は食に興味がなくて味音痴だから毎日やっても記憶できずにただの作業として流れていく。

私なりの理論で、出来ない理由が理解できたので、最近は簡単レシピ本を購入して端っこから作っては食べ作っては食べしています。

みんなのように上手には出来ないことも世の中にはあって、別に一緒の方法で同じレベルに到達するように頑張る必要はないかもな、と思う一件でした。

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