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ひとりで生きていくこと?

ひとりの世界を抱えて生きるのは人間として生きることだと思う。
コロナであらゆる世界のつながりが一時停止されてそして新たな形へと変換されていっている。私たちは時代の境目という大きな瞬間に生きている。

サービス業が次々になくなり大学のキャンパスには人がいなくなり頭上を飛んでいく飛行機が減った。公共交通機関に乗るのが怖くなって世界各地はロックダウンされる。私の住んでいるオークランドも例外ではなくて3月末から5月中旬までスーパーへの買い物と日常の運動のための散歩以外で外に出ることがなかった。仕事はクビになるし大学には行けないし元々人と接するのがあまりうまくない私はますますそれが苦手になってしまった。

ほとんどと言っていいくらい生活は元に戻ってるけど私だけまだロックダウンみたいな状況で家でひとりで仕事してご飯食べて課題こなしてっていうのをひたすら自分だけの空間で過ごしている。いつかどこかの時点で外に出なきゃって思えば思うほどに気持ちは重くなって外の寒さが一層寒く感じられてますます距離が遠くなる。

でも不思議なのがそんな中でもTwitterや海を超えた国々にいる友達たちと面白いほどに繋がっている。一緒にポッドキャストのプロジェクトを始めたり新しい仕事が決まったり長く話してなかった友人とズームしたりメッセージを交換したり。ひとりのひとりの世界が良いバランスで重なっていく。私の世界は少し沈黙が多いかもしれないけどでもそれでも別に良いじゃない?って最近少し思えるようになってきた。

一時停止されてた世界が少し遅回しで再生され始めているみたい。

mugiho




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