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私の音楽遍歴・前編

音が現実の世界に少しずつ滲み出てくる感覚、わかる?
それは思い出という記憶の糸を辿っていくような。
誰かの声が。特定のリズムや音が。言葉が。
たくさんの忘れていた感情を掻き立ててときには苦しくなるくらいに。そしてそれは必ずしも全く同じ曲でもなくて、初めて聞く音の間にところどころ挟まれている音楽の一部だったりする。

掻き立てられる思い出や感情は聞いてた時の季節や時間帯が入っている。雨が降っていたとか落ち葉で一面が真っ赤だったとか。たくさんの人に囲まれた交差点でこんなにも孤独を感じことはなかったなと考えたこととか。そんな小さなピースを静かに集めながらその時の光景を再構築していく。そんなきっかけになる音楽。

昔から音楽は大好きでずいぶんたくさんの音を多分知らない間にたくさん聞いていた。母親はノラ・ジョーンズが好きで家にはジャズとクラシックがよく流れていたと思う。特にこだわりもなかったのでその時ラジオでかかっているものを適当に聞くみたいな生活が中学生くらいまで続いた。

邦楽ロックとインディ期
中学二年生でオーケストラ部に入ってクラシックの世界に入り浸るようになったのと同時に同じパートの友達がflumpoolというバンドを紹介してくれて私はハマってしまった(私の人生にあまりこういうフェーズがない)夜は遅くまで聞いてschool of lockを聞いたしGalileo Galileiの曲やインタビューを聞いてはいつも泣きそうになっていた。BUMP OF CHICKENは強かったしAsian Kung-Fu Generationは私の代わりに叫んでいた。サカナクションは今でもとっても尊敬していていつも聞いているし私のエレクトロニックミュージックへの入り口だったと思う。

Glee、洋楽ポップとTaylor Swift
これと同時期に熱かったのがGleeでしかもちょうど受験期に観始めてしまってでも大好きすぎて受験のために観るのをやめるなんてことはしなくてむしろそれは自信のなかった私のたくさんの勇気と前に進む気持ちを与えてくれた。これでなんとか中学時代を生き延びることができたっていうくらいに。Gleeを通してたくさんの洋楽ポップにも触れるようになってそこから少しずつ洋楽のジャンルと世界が広がっていったようにも思う。あとは中学一年生の時に初めて観たTaylor SwiftのLove Storyのミュージックビデオがもうおとぎばなしみたいに素敵で一瞬で恋に落ちてしまってそこからREDまで彼女のアルバムからライブ映像まで全部観たし全部歌えてギターでそこそこ弾けるくらいに大好きになった。この辺りは結構な私の青春期だと思う(自分の昔の音楽歴公開するのって結構恥ずかしいのね、なんか痛いっていうか)

雑食期(高校生から今に至るまで)
まあ、ここである程度のフェーズを通ってもう「フェーズ」っていう言葉に定義されないようになったと思う。そこからはかなりの雑食になってその時の気分で好きなものを聞くという結構身軽で幅広い構えになった。その中でもずっと好きなのはインディポップ、エレクトロニック、あとはシンガーソングライターっていうジャンルは安定していつもプレイリストに含まれている。この雑食性についてはまた長くなるのでまた別記事に書きます。最近の音楽なんていうプレイリスト兼記事も書いて今度紹介します〜他にもニュージーランドのインディ音楽シーンなんかもかなり熱いのでそれについても後日。

とりあえずここには最近リピートしてるオリジナルプレイリストstorm chillを貼ってみる。

ランダムな音楽歴の回想でした。

mugiho


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