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「府」と「道」の意味

僕は大阪府民なのですが、何故大阪と京都が「府」なのか気になっていたので調べてみました!


大政奉還後に明治政府が、幕府直轄地のうち奉行が支配した土地や開港した港などを「府」、代官の支配地を「県」と称したのが始まりだそうです。
「府」という漢字は軍事・政治の拠点や大都市を意味するそうです。
要地として直接管理する意志を示すため「府」と称したようです。


これを知ると「府」である事がなんだか誇らしいですね!
ちなみに東京も1943年までは「府」と称していたそうです。


北海道の「道」も気になっていたので調べてみました。


飛鳥時代の大化の改新後、律令制の導入や中央集権化が進められる中、朝廷は中央から地方を支配する為、日本をいくつかの行政単位に整理する必要があったそうです。
そこで全国を60程度の「国」に分けたほか、都に近い5つの国(五畿)以外の諸国を都から地方にのびる幹線道路を基準として7つの「道」に分けたそうです。
それが東海道・東山道・北陸道・山陰道・山陽道・南海道・西海道です。
この当時の北海道には朝廷の支配が及んでおらず、蝦夷地という扱いだったそうです。
江戸時代後期になると、ロシアが蝦夷地を訪れて通商を要求するようになったそうです。
鎖国を維持する為、江戸幕府は蝦夷地全体を直轄地とし、幕府の役人を送って探検を進めたそうです。
その後明治維新が起こり、新政府が発足すると、蝦夷地を日本の領土とする政策を推し進めたそうです。
蝦夷地を明確に日本の領土だと示す為、律令制の時代の行政区画のように11の国に分け、蝦夷地を「北海道」と改名したそうです。

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