この悪徳商人が「今どきの若いモンは」と言っていたとしたら、許さん!
「今どきの若いモンは」というフレーズは、申し送りのようにいつの時代にも必ず言われてきたこと。私が若かったころもよく聞こえてきてたなあ。
でも最近、あまり耳にしないと思いませんか。
たまには聞こえてきますよ。
スマホになって、かけたい人にすぐつながるから、今どきの若いモンは電話のかけ方も知らない!アプリで知り合った人と結婚するなんて!(出会い系という言葉もすでに古い) 入社したと思ったら3か月で辞めた!
まったく今どきの若いモンは、いろいろある。
しかし、アナログからデジタルへの移行期である今、あまりにも世界が違い過ぎるので、「今どきの若いモンは」と発する世代になってしまった者としては、そんな言葉もむなしく感じられ、こちらが間違っているような気もしてきて、飲み込んでしまう。
私が若い頃は、まだまだアナログ一択の時代だから、言葉遣いがよくないとか、目上の人に対する態度が悪いとかといった礼儀の面で「今どきの若いモンは」と言われることが多かった気がする。
今も礼儀がなっていない若者はいるけど、「暖簾に腕押し」過ぎると、言う元気もなくなる。
時代の変化に加えて価値観の違いで個人個人の「常識」が違うのだから、
話はややこしい。
大人がきちんとしていたから若者に向かって「今どきの若いモンは」と言えていた。まあ、昔でも、おまえが言うな、と思うような大人もいたけど、今の時代、経験と知恵を身に付けて手本となるべき世代、つまり60代から80代の大人たちの中に、今までにも増しておかしな人が増えている。
「人生100年時代」で元気が有り余っているからか、歳を取るにつれ理性が働かなくなるからか、やることが幼稚になっている気がする。
旧TKとつるんで票集めをする政治家たち。しかし、S会がK党をプッシュしていたり、企業や(宗教関連ではない)団体の組織票が選挙の結果を左右するのも同じようなもの。
なんか変だなあということが当たり前になっている。
私が今一番嫌なのが、東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会・元理事のおじさん。コンサルタント契約の名のもとに、いい歳して、やりたい放題。スポーツイベントに関して力があったということだが、それを利用する取り巻きもひとつになって、「今どきの高齢者は」状態である。
きちんとした大人ではないのだから「今どきの~」とはとてもじゃないが言えないだろう。
それとも、儲け話に乗ってこない若手に向かってこの元理事は「今どきの若いモンは」とはっぱをかけていたのだろうか?!
世も末である。
今、日本ではあちこちでお金が必要なのよ。
おじさんたちがポケットに入れたお金を全部出しなさい!
不祥事や不都合をもみ消す強力なストッパーを突如失って、政界や経済界のあちこちからボロが出てきている。
今までは、もみ消してもやってこられたのかもしれないけど、もうそろそろヤバい気がする(ヤバいだなんて、お下品な言葉だわ)。
きれいごとばかりではないのも暗黙の了解かもしれないけど、
あんまりやり過ぎると天罰が下るぞ。
政治家は頼りないし、取り巻きも自分勝手だし。
腹は立つけど私たち国民も連帯責任だし。
いつからこんなことになったんだ?!
大人たちの醜いところばかりが浮き彫りにされるニュースが多すぎる。
若者たちは、将来の夢が描けているのだろうか。
それとも、醜い大人たちは置いといて、別の世界がもう始まっているのだろうか。