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【オランダ1ヶ月目】living on my own

11月24日。成田空港から飛び立って早1ヶ月。
前回のアメリカは、知り合いを訪ねての旅だったので、今回は”誰も知らない場所”に行くという不安を抱えながらの出発でした。
まさにトビタテの目的の一つである「コンフォートゾーンを抜け出す」の始まりでした。

さて、こちらで1ヶ月過ごして。
振り回されまくった交通事情にも、ようやく慣れ、何か障害があっても別の道をスムーズに選択できるまでになりました。
また、クリスマーケットに行ったり、装飾でキラキラとした街からだったり、日本にはないクリスマスムードを感じております。木を買ってきて、それを装飾するという文化も体験することができました。

現在は、ホームステイという形で家の一部屋をお借りしているのですが、ご家族が普段は別の国に住まわれており、お父さんだけが家にいるというご家庭で。お父さんも仕事で忙しくされている方なので、自分で三食用意し、洗濯をするなど、実質この広い一軒家で一人暮らしをして、この一ヶ月を過ごしました。
英語では一人暮らしを「live on my own」と言いますが、自分自身で全てをこなすというのは想像以上に大変でした。別に自分のためだけにするのもなあ、ということっていっぱいあることに初めて気付かされました。
また、精神面のモチベーションを保つのもだいぶ苦労しました。正直に言えば、初めて「寂しい」と思ったかもしれないです。学校まで約1時間半というところに家があるので、当日に急に誰かを誘って遊ぼうよとはならなかったし、近所に頼れる人はいなかったし、、なんだか常に心に不安を抱えたまま生活していたように思います。
ただ、ここ一週間くらいで、ようやくこの何もかもが違う国での生活を楽しんでる!と言えるようになった気がします。ただただこの状況に慣れてきたというだけかもしれないですが、現地の人の優しさを感じる事の積み重ねがそう思わせてくれたのかもしれないとも思います。

探究活動について、こちら正直に言えば、何か成果があったかと言われると、NOです。JENAPLAN(イエナプラン。私が焦点を置く、オランダを中心に発展した教育システム)を現地の人も意外と知らないんだなということのみ。いくつかのイエナプラン校の訪問を予定していたのですが、ホリデー前でイベントや冬休みへの準備で忙しい時期だったようで、実現が叶いませんでした。(1月以降に延期となりました)
ただ、イエナプランについての収穫はあまりなかったのですが、学校の友達と自分たちの国の教育について話す機会があり、そちらはとても参考になりました。また別にnoteにしたいなと思いますが、トルコの教育がめちゃくちゃハードで、忙しすぎて子供達に自由な時間がないくらいとトルコ人ママが嘆いていた事だけ、先に伝えておきます。勝手なイメージで、ヨーロッパはゆるーり、のびのび!みたいなイメージだったのでトルコも比較的日本に近い教育なのかなと少し衝撃を受けました。

〔2024.2.8 追記〕
そういえば!と思い出し、1ヶ月目に感じていたことを追記します。
1ヶ月目はインターンに向けて円滑なコミュニケーションを行えるよう、英語と少しのオランダ語を学ぶために語学学校に行っていました。クラスメイトは私を含めて10人くらいで、私ともう1人日本人以外は、みんなヨーロッパ圏内から来ていた人たちでした。少人数だったので、みんなで出かけたりするなど全員で話す機会が多かったのですが、そこで気づいたのはヨーロッパの人はお互いの文化についてしっかり理解し合っているという事。食、価値観などそれぞれの国の事をしっかり認識しているように感じました。日本の人が韓国や中国についてはしっかり知っているような感じなのかな?私以外のみんなであーって共感し合ってる瞬間が何回もあって、多文化共生ってこういう事なのかもとちょっと考えてみたり。
現地の人と話している中で、これ知ってる?あれ知ってる?という会話になることが多いのですが、私は9割方知らなくて。食も伝統も歴史も。
世界を旅をするのが好きと言いながら、学ぶ姿勢がなかったなあと少し反省しました。
旅をする中で学ぶことも大事ですが、それ以前に普段から世界の情勢や歴史にもう少し目を向けることも大事にしていきたいなと思ったところです。


来月には、またオランダ内の別の街に引っ越して、本格的にイエナプラン校でのインターンシップが始まります。探究活動に突っ走って、また新たな文化に触れながら、生活を楽しむことで、「心がちゃんと満たされる」1ヶ月にしていければと思います。
ではまた来月に。


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