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母の日に娘から受け取るたくさんの大切なミエル物ミエナイ物

表向き花屋である私は毎年
ゴールデンウイーク前からblueになる

5月には花屋にとっての一大イベント
母の日があるからだ


暑くもなく寒くもなく
風が身体に心地よく
新緑は芽吹き
あちらこちらで花が美しく咲き乱れ
私の誕生月でもある5月

一年のうちでこんなに素敵な月はないと
自分の生まれ月をずっとずっと
誇りにすら思っていたのに

花屋の嫁になって私は5月が嫌いになった


連休なんぞ関係なく定休日すらも返上して
重い体を引きずって店に出る

いったい誰にとってのゴールデンなウィークなんだとしまいには悪態をもつく。
働けるだけ有難いということはよくわかってはいるけれど、「疲れ」というのは体と思考をわけわからんもんにする。


そんなこんなで毎年
"どこかの誰かの母"のための母の日を
とにかく乗り越えてきている私だけれど
そんな私がプレゼントをもらった

いつもありがとう

って娘から


じるすちゅあーと


さっきも書いたけど
私は毎年毎年よその母のために必死な為
自分も母であるということを忘れている
というか頭にない
この日を乗り越えることしか頭にない


だけど「ありがとう」って
プレゼントを手渡され
その瞬間にようやく
そういえば私も母であったことを思い出した


JILL STUART
オードマグノリア



少し前
娘と一緒に買い物に行った際
ここのお店で見つけたかわいらしい香水

いい匂い!

と私が浮き足立って言ってたのを
覚えててくれたのだ


ロールオンタイプが素敵と思った



母の日のプレゼントをもらうのが
まるで初めてかのような書き方をしたが
娘は私に毎年ちゃんとプレゼントしてくれる

にもかかわらず
私は毎年自分が母であることを忘れている

変な女だ(自覚がないだけか)

まあそれだけ花屋の母の日は強烈なんだ
ということにしておこう


メッセージカード



プレゼントはもらった時すぐに
ありがとう!って
目の前で中味を取り出したけど


カードを見るのは1人になってからにした

涙腺の締まりに自信がなかったから
そしてその選択は正解だった


娘のひろがまだ幼い頃
知り合いやお客さん
他にもいろんな年配の女の人に


娘って大きくなったら母親にとって
すんごい味方してくれるし
いつも身近にいてくれる
とってもありがたい存在になるよ


ってよく言われた

母業ペーペーのその頃の私には
そんなこと言われてもいまいちピンと来ず
よくわからなかったけど

今の私にはその意味がよくわかる

よくよくわかる

よくよくよくよーーーーくわかる


関西人は鼻にズボッといかねばならない
衝動に駆られるが
グッとこらえる



なんだかんだで
母になってもう28年が経ったけど
私は毎年こうやって
娘からミエル物ミエナイ物
その両方の大切な物を受け取っている


一年でいちばん好きな季節は5月です


って、だから誇らしげに言える自分にも
もうそろそろ戻ってもいいよなと思うし
戻りたいと思う



ひろ
私の方こそいつもありがとう
4月のひろの誕生日と5月のこの母の日に
私は確かにひろを産んだんだと
毎回再認識してるという変なかーちゃんだけど
ちびーずにも囲まれて
こんなに幸せな母は他にいないと思ってるよ
ほんとにありがとう







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