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去りがたい…と思える人生でありたい

人生は去りがたいもの
いろいろあっても


B'z  17枚目のアルバム「MAGIC」の中の1曲。
「TINY  DROPS」という曲に出てくるフレーズ。


一言でいうと
人の「死」を歌った曲。
身近な誰かが亡くなったのかもしれない… と思わせるそんな曲。
この世に生きる私達ひとりひとりをTINY DROPS…、小さなしずくと表現する稲葉さんを凄まじくステキと思う。

たゆたう海へと溶けていく、ある小さなしずくに切ない思いがたくさん込められた歌だ。

冒頭に書いたこの曲のこのフレーズを聴くたびに、私の中には言葉に出来ない何かずしりと刺さるものがある。

そしていつも思ってしまう。私が自分の生を終える時も、

人生は去りがたいもの


って思えるだろうか…と。
基本性質がネガティブな私にとって、人生はハッピーでラッキーで楽しくて楽しくてしょうがない!とは言い難い。

不安、恐れ、悲しみ、憎しみ

これらの色合いが人より色濃い人生だと思ってしまっている。きっとそうではないのだろうけど。同じくらいの、いや倍以上に楽しく嬉しく幸福なこともある確実に。十分わかっているのにネガティブ視点で世界を見るのは、きっともうそういう性質なのだろう。

暗いw


だからね、そんな私がこの世を去る時も
人生はいろいろあっても去りがたいものだな
と思えるんだろうか。
シンドイ世界やっと終わったー!お疲れっした!
とか喜ぶんじゃなく、なんやかんや言って未練残せる人生になったんだろうか…なんてことを考えてしまうのだ。


暗いw


たびたびこんなこと考えてしまうのは、自分がもう人生の後半に足を踏み入れたからかもしれない。自分にはあとどれくらいの時間が残っていて何を創造していくことができるのか。そんなことをふと考える。

年齢を感じてるってことなのかな。
そんなネガティブですぐに生きづらさを感じてしまう私だけれど

この世で生きる「小さなしずく」のうちの一つである私が
いつの日かたゆたう海に溶けていくその瞬間に

人生は去りがたいものだなぁ

と、やっぱりそんな思いを持って去りたいな。
そう思う曲なのだ。



暗いw


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