音楽のはなし
私にとって音楽は人生のBGMだ。
私が音楽というものを認識したのは、小学6年生の頃だったと思う。当時見よう見まねで口ずさんでいたのはThe Beatlesのlet it be、そしてELLEGARDENのspace sonic。UK rockが好きな父の影響だろう。
音楽は記憶に深く結びつき、聴いていた時の景色や感情を鮮明に思いださせてくれる。まるでタイムカプセルのように。
私の大好きな音楽のひとつに、the HIATUSというバンドがある。ジャンルで言うとオルタナティブロック、というものにあたる。
寒くなるとthe HIATUSのLone Train Runningを聴きたくなるのだが、I’m on a lone train Outside is freezing coldの歌い出しとともにノルウェーのミュルダールからフロムに向かう車窓からの景色が頭の中を流れていく。過ぎていく木々の間から射す太陽の薄い光、つららの青さ、そして当時学生の貧乏旅行だったが故に車内に売ってるマフィンが買えなかった苦い思い出。そんなものを思い出させてくれる。
ひとつひとつの曲に思い入れがあって、うまくいった日も、そうじゃない日も私の人生に寄り添ってくれる。
音楽は不要普及のものではないのかもしれない。それでも、きっと音楽のない私の人生はどこか味気なく色のないものだったと思う。私にとって音楽はなくてはならない人生のBGMであり、私の人生を彩ってくれる。
【余談】
私の人生と切っても切り離せないバンドが3つある。ELLEGARDEN、the HIATUS、Coldplayだ。ELLEGARDENは音楽を好きになるきっかけをくれた。人生のどん底で絶望してても、こんなとこでくたばってんじゃねぇぞと胸ぐら掴んででも引き摺り出してくれる。the HIATUSはどんなに沈んでいても、どこまでも深く寄り添ってくれる。またライブハウスで胸を張って会えるように自分に嘘をつかずまっすぐ生きようと思わせてくれる、一番大切なバンド。theHIATUSのKeeper Of The Flameというアルバムを聴きながらこの余談を書いているのだが、やっぱりどう考えても天才集団だ。特にKeeper Of The Flameはもう本当に大好き、アルバムの中で一番好き。そしてColdplayは人生をカラフルに彩ってくれる。いつか生で見れるまで死ねないなぁなんて思う。
アーティストが違えど音楽に救われた人たちってきっとたくさんいるんだろうなと思うと、やっぱり音楽ってすごいよなあ。
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