はためく孔雀と閏の日
10年以上前、私が高校生だったとき、地元の当時はとても活気のあったTSUTAYAで、私は1本のアルバムを買った。
それは確か中古のもので、蓋の留め具は壊れていて、歌詞カードの四隅はぼろぼろになっていた。
東京事変の「教育」というアルバムで、
CD自体にも傷がついていたせいか、再生すると所々にノイズのような音が混ざる。
そのアルバムの曲たちは、所々残るノイズ音でさえもあたかもその曲のひとつの趣であるかのように私の鼓膜に傷跡を残して、10年経った今でも消えないくらい素敵で、私の