4年ぶりの再会とともに。
2014年の夏でした。突然Facebookで姉さんからメッセージが届きました。「元気〜?」と。そして何やら時間はあるからご飯食べに行こう、というお誘いでした。
何度も繰り返しますが、仕事での信頼関係はあったものの、親友というほどでもなかったので、なぜまた急に、という感じでした。そして、確か大阪の福島にある大西亭というお店で再会しました。
そうそう、姉さんは昔からいつも会うと、姉さんに対して「今日も綺麗やな〜」と言うことを強要していたので、挨拶のように最初にこれを4年ぶりに言ったのを覚えています笑。本当に4年では何も変わっておらず、いつもはスーツ姿だった二人が私服だったことに多少慣れない感覚があったくらいで、一緒に働いていた頃のようにいろんななつかしい話をしました。。。。
いえ、しようとしていたら、会ってものの5分も経たないうちに「実は今、仕事休んでて」「え、夏休み?」「ううん、実は乳がんになって」と衝撃の発言を放ってきました。
え?がん?癌?
こんなに元気だってことは大丈夫なんだよね?突然連絡があっての再会だったこともあって、一瞬でいろんな不安がよぎりました。
聞くと、ステージⅠ〜Ⅱ(と言っていたと思います)で、がん細胞だけ取り除き、退院したものの、会社からゆっくりしなさい、と言われて今は通院しながら自宅療養しているとのことでした。
「手術って言ってもそんな今はたいそうなものでもないし、家にいても暇やねんーー!みんな気を遣って休めというけれど、やることないしーー!」と至って元気そうで、とりあえずはほっとしました。
でも姉さんの性格からして、癌と言われて最初は相当ショックだったんだろうな、などと思っていたら、さらに10年以上付き合っていた(ほぼ結婚していたと言ってもいいくらい)彼とも別れた、と。別れて荒んでいた時期にまさかの癌発覚だったそうです。
・・・泣きっ面に、、てやつやん!
会った時は明るく元気で綺麗ないつもの姉さんだったけれど、どんな思いがあったのか、あのタイミングでなぜ私に連絡をしてきたのか、そして再会できたのか。
誰にでも手を差し伸べる、頼れる姉さんが、昔頼ってくれていた私に連絡をしてきた。そして会えた。
姉さんの思いと縁を思うと、ありがとう、という思いと同時に姉さんのやさしさと強さの裏にある、悲しみとか寂しさを感じてしまいます。
そして姉さんは「一応全て取り除いてもらって、今はがん細胞はないって言われたけど、乳がんは私の場合リンパやから、おそらく、治りはしいひんねん、まあ絶対再発するやろう」とも言っていました。その覚悟もまた一人で背負っていたというのは姉さんの強さではありましたが、やはり寂しさも感じ、「この人が好きだ」と思った瞬間だったように思います。
おそらくこれから先、辛い時期もあるだろうけど、せめて一緒にいるときは楽しく大笑いして過ごそうと決めた日でもありました。
まあ私もあまり遊んでくれる人はいなかったし、(同年代は子育て繁忙期)ラグビー好きなんていなかったから、私が楽しみたかっただけでもありますが笑
そんな、2014年8月4日でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?