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思い出と愛情と子どもたち

2018年の癌の再発までは本当によくデートしました!

ラグビー観戦はもちろんですし、ドリカムワンダーランド、コブクロやサザンののライブなどなど、数え切れません。

当時の私たちのベストショットもついでに💕


姉さんは仕事も以前通りパワフルにしていましたので、よくいろんな愚痴や笑い話なども聞かされました。

こんなこともありました。

私もめちゃくちゃお世話になった先輩が仕事中に体調不良で救急車で搬送され、姉さんが同乗して付き添いました。
搬送先のドクターは、単なる頭痛と診断したのを姉さんがすごい剣幕で、「そんなはずはない、おかしい!」と捲し立て、調べてみたらくも膜下出血だったという!

その先輩は今はもう元気ですが、本当に姉さんがいなかったら、姉さんじゃなければどうなっていたのか、、さすがとしか言えません。

また、姉さんは料理がとても上手だったので、仕事以外にも生きがいとして、料理を通じて何か人の役に立てないかしら、ということも当時相談にのっていました。

姉さんという人を深く知れたのは、再発までのこの時間だったと思います。

特に印象に残っているのは、姉さんの二人のお子さんの話。

私たちが同期で入社するよりずっと前に姉さんは二人の子どもを産み、離婚しています。離婚してお子さんは、父方が引き取っていました。それは昔からしっていたのですが、知っていたのはその事実だけでした。
昔のことをあえてこちらからきくのもおかしいので、こちらからはきかずにいたら、ご飯を食べに行った時にどんな流れだったのか、姉さんから話してくれました。

子どもが大好きな姉さんが我が子をよく手放したな、と思っていたら、当然、色々あってのことだったそうで。子どもたちにお母さんがいない状態をつくってしまったこと、大切な時に子どもの側に入れなかったこと、それが申し訳ないし、自分の中に残っている後悔でもあると。

その当時、すでに大きくなった子どもさんたちとも交流は戻っていましたが、愛情深く、責任感の強い姉さんは大人の事情に子どもを巻き込んだことを悔やんでも悔やみきれないようでした。
 

なくなる直前も、小さい頃一緒にいれなかった分、もうちょっと子どもに色々してあげたかった、孫に何かしてあげたかった、と言っていました。

お子さんたちは、さすが姉さんの子ども。誰からも好かれ、人間味がありステキな男性、女性になっていらっしゃいます。姉さんのそんな思いもしっかり受け取って成長されている姿は、まさに姉さんの子どもだね、という印象です。

もっとも、姉さん曰く、「二人とも誰に似たのか頭悪いねん!」らしいですが笑。

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