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意味のある偶然が続く今。

その後、四十九日なども終え、そして年が明け、また春が来ようとしています。

姉さんが待ち望んだ双子のお孫さんも生まれ、娘さんもまた新たな道を歩もうとされています。

とにかく楽しく人生を送る!という姉さんのモットーをみんなが全うしようと進み始めています。

私は、それから仕事も忙しくなり、バタバタと日々を過ごしていますが、たまに今、姉さんがいたよね、と感じることがあります。また狙ったように姉さんが夢に出てきたり、お子さんから連絡があったりと、河合隼雄先生のいう、「意味のある偶然」が今でも起こります。

姉さんがいないことは変わりませんし、悲しみもまた変わりません。ですが、こうして日々を楽しんでいると、姉さんも一緒に楽しみたいからそばに出てきているのでは、と思いますし、きっと今を楽しむことが、姉さんを、また今はいない大切な人を生かし続けることになるのかと感じています。

そして自分のためではなく、誰かのために動くということが、実は自分の最高の幸せにつながるということを姉さんの生き様から学ばせてもらいました。

かけがえのない幸せを姉さんからもらったのだから、悲しみとともに、姉さんのように誰かのためになることをし、継いでいく。そしてそれを通して私自身もこれまで以上に幸せになること。


これから自分の人生に何が待ち受けるかわかりません。自暴自棄になったり、想像もできない悲惨な出来事に遭遇することもあるかもしれません。どん底に落ちたとしても必ず今の気持ちに帰ってくることを忘れずにいたいと思います。

姉さんの諸々のことを手伝ったことで、いろんな方にお礼を言われたりしますが、そんなに私はできた人ではありません。
姉さんの願いなら何でもするつもりでもありましたが、今回のことで実は姉さんからいくらかのお金をいただきました。(こういうところも姉さんらしい)
だから色々できたところもあると思います。

ただそのお金は、まさか生活費などに充てることは気持ち的にできなかったため、姉さんとの思い出の品を買いました。

カーネリアンという石です。
私たちの干支である辰年の石。
そして石の言葉は「永遠の友情」

姉さんにはこれを買ったよ、と報告のLINEを送りましたが、読まれずじまいで旅立ったことが少し残念です。

きっとそういう後悔を少し残したくらいでちょうどいいような気もします。未熟な私ですが、少しでもやさしくつよく、そしてそう思ってくれる仲間が1人でも増えるよう、想いを継いでまだまだ楽しんでいきたいと思います。



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