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我が家流 | 3つのお財布

我が家には、家計・夫・私の3つのお財布があります。毎月一定額を家計に入れた残りは、夫も私も自由に使えることにしています。共働きで給与水準がほぼ同じなので成立している面もありますが、結婚以来揉めることなく上手く行っていると思うので、我が家のおカネがどんな風に管理されているのかを記事にしてみようと思います。どなたかの参考になれば。


家計のお財布

家族に関わる支出は、ほぼ全て家計のお財布から出しています。メインの銀行口座とそれに紐付くクレジットカードは家族カードを作って、夫婦どちらも利用できるようにしています。

家計に入れる額の決め方

結婚して一緒に住み始めた頃の家賃が20万円弱でした。同程度の生活費と、年に1〜2回の旅行費用が捻出できるようにと各25万円/月、計50万/月で家計のお財布はスタートしました。

手元に残る、自分のために使えるお金は毎月数万でしたが、一緒に出かける時は家計のお財布から出すので、特に困ることはありませんでした。

子供が生まれると毎月夫に家族手当が支給されるようになり、4人分で10万円を超えるので、今は夫が毎月35万円、計60万円でやりくりしています。家族の傷害保険と自宅の火災保険は夫の給与から天引きしていますが、それは家計の枠外にしてもらっています。

家計簿と精算の仕組み

家計の支出は家計用のクレジットカードで払うのが簡単ですが、自分のモノと一緒に買ったり、現金やpaypay等で払うことも当然あるわけで、それは精算する仕組みがあります。結婚当初はレシートを提出して数カ月分まとめて精算していましたが、2015年の途中から家計簿アプリ「Zaim」を使っています。最初は私が2人分をコツコツ入力していましたが、ここ数年は自分のお財布から出したものは、各自が入力して年に1回精算しています。

銀行口座やカードの利用履歴はデータ連携されるし、レシート読み取りもかなり高性能なので便利に使っています。何にどれくらい使っているのか、簡単に確認・分析できるので助かります。細かいことは気にせず使うのが継続のコツです。

改めてZaimで過去の家計収支を確認してみましたが月60万円では足りておらず、児童手当や幼稚園の補助金があってなんとかやりくりできていました。後述しますが、2022年からは家賃収入が家計に入るようになったので、かなり収支が改善しました。

個人のお財布

家計のお財布に入れたお金以外は、夫と私の、完全に個人のおカネです。夫は自分のお財布から実家に仕送りもしているようです。夫の資産には基本ノータッチなので、実際いくらあるのかは詳しくは知りません(確定申告を私がしているので年収は把握していますが)。私自身はマネーフォワードのアプリ使って管理をしています。

貯蓄

夫婦の財布は別、と言っても将来の大きな支出に備え、結婚した時にルールを1つ決めました。それは「ボーナスは使わない」、正確には「家を買うためにボーナスは貯めておく」です。ボーナスは普段使わない口座に入るようにして、使う予定がないものは定期預金にする、ということを続けてきました。

私自身は新卒で働き始めて以降、ボーナスは貯めていたので、結婚した当時は貯金の額にかなり差がありました。夫はボーナスで大きな買い物をしていたので、それを改めるために決めたルールでもあります。

私は自分の母がマンションを買う時にお金を出したので、今は夫の方が貯金は多くなりました。

住居費

結婚してしばらくは賃貸に住んでいましたが、長女が生まれるタイミングで中古マンションを買いました。2人で折半してローンは組まずキャッシュで払いました。この時にいったん貯金はほぼなくなりました。

末娘が生まれるタイミングで分譲戸建に住み替えました。それまでの夫婦それぞれの貯金と、マンションが売れたお金で購入できたので、この時もローンは組んでいません。売れた金額を折半して夫婦それぞれの財布に入れ、手数料や諸経費は家計の財布から出しました。

マンション時代は管理費がありましたが、戸建に移ってからは住居費は固定資産税くらいでしょうか…住居費が小さいことで家計はかなり助かっています。

ちなみに、戸建に引っ越してから数年後、自宅の隣の土地が売りに出たので、購入して家を建てました。この時は、土地と建物の金額は折半してそれぞれが負担、手数料や外構費用等は家計から出しています。この家を賃貸に出しているので、現在はこの家賃収入を家計のお財布に入れていて、それも家計的にかなり助かっています。

資産運用

ボーナスは家を買う時以外手をつけないことにしていますが、マンションを売った時のお金はその限りではない、ということで、私はこのタイミングで投資を始めました。当時のNISA(旧NISA)と4人の子供名義のジュニアNISAをフル活用しました。さらに各NISAの枠で使いきれない分で、国内個別株(主に株主優待株)を購入しました。

それと別に、勤続年数に応じて給与が増えていることもあり、自分の財布から毎月10万円の積立投資(ロボアドバイザー)も続けています。

投資を始めて7年の間に資産が膨らんできたので、夫もようやく関心を持ったようで、今年からNISAを始めました。それぞれが自分のお財布の中で資産運用していくスタイルです。当然、増えた分も自分のモノです。

今後について

夫はまだまだ働く予定なので同じ形が続きますが、私は1年後のFIREを目指しているので、FIRE後は、家計へは給料ではなく自分の財布から出すことになります。FIREに向けて目標にしている1億円は、私のお財布での1億円です。

FIRE後は、自分のお財布の1億円を切り崩して毎月の25万円を捻出することになるので、年金(企業年金&公的年金)と配当金でできるだけ賄えるように、ポートフォリオの見直しもして行こうと思ってます。

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