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子供のコト | 保育園か幼稚園か

我が家の4人の子供達は、全員保育園と幼稚園の両方に通っています。既に全員卒園しましたが、4人の経験を踏まえ、ワーママから見た保育園と幼稚園の違いや選び方を整理してみたいと思います。どなたかの参考になりますように。


長女の場合:認証園→幼稚園

長女の時は生後4ヶ月で復職しました。母が当時58歳、まだまだ元気で、保育士の資格を持ってたりもしたので、保育園には預けず母にまるっとお願いしました。

母も日中は児童館に連れていってくれたり、物凄く頑張ってくれていたのですが、丸1日向き合うのがだんだん負担になってきたので、1歳半頃から週1で保育園の一時保育を利用するようになりました。2歳の4月に同じ保育園に空きが出たのでそのまま入園しました。

この保育園は駅に行く途中にある認証園で、送り迎えには便利な立地でした。園庭はなかったですが毎日お散歩に行き、造形や食育、リトミックのプログラムもあって、本当にありがたかったです。布団の持ち帰りなし(シーツのみ)、布おむつ(紙おむつ持参なし)も働くママには優しかったと思います。

2歳児クラスまで保育園にお世話になり、3歳の4月(年少)から幼稚園に移りました。転園を決めたのは、保育園と比べて家に近かったから。母は自身の経験から、長時間預けることに否定的だったので、基本14時まででお迎え不要(家の近くまで先生が送ってくれる)の幼稚園はとても助かりました。17時まで預かり保育があるのも大助かりですし、週1回幼稚園が終わった後に幼稚園で体操教室があり、送迎なしで習い事に参加できるのも最高でした。

幼稚園と保育園の違いは保護者の関わり方。保育園の方が圧倒的に先生の数が多いので、例えば運動会は先生達主導で実施できます。一方幼稚園は先生だけでは足りないので保護者のお手伝いが必要です。毎月保護者会もあり、幼稚園の方が圧倒的に保護者の関わりが大きいです。

私は、幼稚園の保護者の中では少数派のワーママだったので、かなり優遇?してもらいました。お友達のお母さん達が良い人達で本当に良かった笑 専業ママが多いので、小学校入学後もPTAに参加する方が多くて、情報をたくさん貰えて本当に助かりました。保育園は立地的に同じ小学校に行くお友達が少なくて(お受験したお友達もそこそこいました)小学校・中学校時代は幼稚園時代のママ友がいてくれることが、本当にありがたかったです。

息子の場合:認証園→幼稚園

息子の時は生後3ヶ月半で復職。長女と同じ保育園の0歳クラスに入園しました。早くに預けて助かったのは、離乳食とトイレトレーニング。保育園でしっかり離乳食を進めてくれたので、自宅ではかなりの手抜き離乳食でした。トイトレは、布おむつの園だったこともあり、あっという間にパンツになりました。ありがたいー

息子は4月生まれなので、満3歳児クラスから幼稚園に移り、4年間通いました。幼稚園と保育園の違いに、弁当か給食か、があります。離乳食は保育園の給食に助けられましたが、3歳になるとお弁当も冷凍食品で凌げますし、幼稚園の間はまだまだ小さいお弁当で充分なので負担はあまり感じませんでした。

幼稚園の満3歳児クラスは、誕生日を迎えて3歳になった子から入園してくるのですが、夏休みまで1人だけだったので、先生を独占していました。年少のお友達と遊んだり、年長の長女の後をついて回っていたようです。学年では常に1番お兄ちゃんなので、同級生のお世話もよくしていたし、下級生にも優しくて、時々会うお母さん達によく感謝されました笑

幼稚園は弁当参観や体操参観、父親参観など、保護者イベントが多かった気がします。遠足・七夕・夏祭り・餅つき、など平日のイベントも多いのですが、月1回程度ですしワーママでもなんとかなると思いました。そしてその分思い出もたくさんできたような気がします。長女の時のママ友も下の子が再び同級生になり助かりました。

次女の場合:認証園→幼稚園

次女は生後2ヶ月半から、上2人と同じ保育園に預けました。認証園で融通がきき、生まれる前から直接園に相談できたのはありがたかったです。息子と年子なので1年間は2人一緒に登園していました。(翌年には息子は幼稚園に転園)

次女は肌が弱くて、顔を引っ掻いてしまうので保育園でもミトンが必須でした。よだれの量やトイトレの進み方など、きょうだいでも違うことが多いなあ、と同じ園だからこそ感じられたのかもしれません。

次女も年少から同じ幼稚園に移ったので、この保育園には3人で5年(長女一時保育も入れれば5年半)お世話になりました。長女と息子が在籍中に東日本大震災がありましたが、webカメラですぐに子供達の無事を確認できましたし、手作り給食&おやつ、造形や看護士の先生もフレンドリーで、本当に大好きな保育園でした。

そして幼稚園時代の次女は、年子の兄と一緒に登園していましたが、園ではあまり兄を頼っていなかったようです。この頃からマイペースな中間子気質が表れていたのかもしれません。この学年は保護者が超個性的でトラブルも多かったのですが、ワーママで保護者の集まりにあまり参加できず、深入りせずに済んだのは、今となっては良かったのかも苦笑

末娘の場合:無認可園→認可園→幼稚園

上3人とは少し離れて生まれた末娘、上の子達でお世話になった保育園が認可園になってしまったので、入園までに一苦労がありました。

上の子達の時は保活は無縁だったのですが、認可園になってしまったため、まずはポイントルールを調査。きょうだいポイント加算に勝つためには、早めに復帰して他の園に預け、4月入園を目指すしかないことがわかりました。

そこから0歳児を受け入れてくれる園を探す保活が始まりました。自宅と職場近くの園は全てNG、なかなか見つからなくて泣きそうでしたが、通勤経路の途中に受け入れ可能の園が見つかったので、4月転園までの期間と割り切って入園しました。

電車での登園は少し心配だったので、生後4ヶ月、首が座ってから登園&復職しました(最後の1ヶ月は夫も育休を取りました)。この頃は夫が昼からの仕事だったので、夫が昼に連れて行き、私が夕方仕事終わりに迎えに行く、という生活でした。中華系の園で24時間開園、保育士さんほとんど中華系で中国語が飛び交っていたのと、お散歩などは無い園だったので、文化の違いなど心配も多少ありましたが、体調を崩すことなく、機嫌も良く過ごしていたので本当にありがたかったです。園庭・お散歩なしについては、0歳児だから気にならなかったのかもしれません。

そして翌4月に無事、上の子達が通った近所の(認可になった)保育園に入園できました。久々に通うと変化はあるもので、3歳児クラス以上の大きい子供達の人数が増えていました。その分小さい子は減っていましたが、少し窮屈さを感じました。そしてオムツが布から紙に変更になり、かつてはなかった「紙おむつに記名して園に持っていく」タスクが増えましたが、基本的な保育方針は変わらず、2年間毎日楽しく通いました。上にきょうだいがたくさんいるからか、大きいクラスのお友達にとっても可愛がってもらっていたことをよく覚えています。

末娘も4月生まれなので、満3歳児クラスから幼稚園に移り、4年間通いました。次女の卒園以来1年振りでしたが、近所にこども園ができたこともあって、人数がかなり減っていました。その分先生の目が届いてかえって良かったかもしれません。自由保育の園なので、ほぼずっと自由遊びなのですが、園庭が広く使えたので、まいにちヘトヘトになるまで遊んでいました。

満3歳児クラスの終わりにコロナ禍が始まり、登園ができない期間があったり、行事がことごとく中止になったり、残念な期間も長かったのですが、最後の年になってようやく芋掘り遠足や餅つき、お別れ遠足などのイベントができるようになりました。思い出を作ることができて良かったなと思います。

結論

4人の園生活を踏まえて保育園・幼稚園選びのポイントを整理してみました。

①家庭に合った保育方針&信頼できるかどうか
たとえばお受験を視野に入れているならそれに適した幼稚園、英語重視ならインターを選ぶ、など。強い目的や希望がなくても、読み書きはできるようになって欲しい、縄跳びや逆上がりを教えて欲しい、食べるものには気を遣いたい、のような希望に沿った園かは、事前に確認した方が良いと思います。

我が家の場合は、身体を動かす時間が多い方がいい、好きな遊びをたくさんできるのがよい、という考えだったので、それに合った園かは最初に確認しました。

その上で先生方を信頼できるかどうか、が大切だと思います。私は見学に行って、大きいクラスのお友達の様子を見て、安心できるかを判断していました。見学に行った園の中には、預けたくないなと思った園もいくつかありました。

幼稚園か保育園かの前に、まずは保育方針と信頼感が重要だと思います。

②親の仕事の裁量と柔軟度
①をクリアした上で、幼稚園か保育園か、どちらを選ぶかは親の仕事にどれだけ裁量があって、どれだけ柔軟に働けるか次第だと思います。難しければ保育園一択です。保育園は親が働いていることが前提ですが、幼稚園はそうでは無いので、どれだけ親が合わせられるか、です。

それでも子供が小学生になったら、たとえ学童に入ったとしても、保護者会や面談は平日の昼間がほとんどですし、毎日の宿題・持ち物のフォローが必要になります。小学校に上がるまでに、働き方をある程度コントロールできるように、夫婦で準備しておくと後で楽になると思います。

幼稚園のママ友は、お仕事していても自分でコントロールできる人が多かったですし、小学生以降、かなり頼りになる存在でした。保育園や幼稚園と違って、学校に行く機会は圧倒的に少なくなりますが、先生のキャラやクラスの様子など、子供の話だけではわからないことが多々あり、幼稚園時代のママ友にたくさん助けて貰いました。保育園ママは私と似た環境なので、学校に関しては情報弱者だったかもしれません汗

③通いやすさ
①②を考慮して候補となる園が複数ある場合は、通いやすさ、特に自宅からの距離が重要だと思います。雨の日も風の日も、小さい子供が毎日通うことになります。怪我をして医者に行ってから登園することもあれば、熱を出して早退することもあります。園バスで登園しているお友達も、直接幼稚園へ送り迎えする機会が意外とあると言っていました。

我が家も全員、途中から幼稚園に移ったのは、圧倒的に幼稚園が近かったからです。末娘の時にさらに近所にこども園ができて一瞬迷いましたが、①の信頼関係が既にできていた、上の子達と同じ園を選択しました。結果的にコロナがあり、慣れた園で良かったと思っています。

過去イチ長い記事になってしまいました笑 幼稚園か保育園か、よりも、事前に充分リサーチして、納得して預けられる園を選択するのが良いと思います。もちろん時には妥協しなければならないこともあると思いますが、納得していれば親子とも安心して通うことができますし、子供が安心して過ごすことができるのが1番ですよね。今でも我が家の子供達は幼稚園楽しかったー(戻りたいー笑)と言ってるので、良かったなと思っています。






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