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2003年、世はこともなし

自分史活用アドバイザーの田中むつみです。

今回の「写真自分史」は、2003年。
親子3人の外出風景・・・ではありません。

すでに私は結婚していましたから、撮影者が夫という
ことになりますね。

上の写真は、4月13日撮影。
昭和記念公園は、まだ桜が綺麗でした。

2020年1月 001

こちらは、ちょうど3カ月前の1月13日。
深大寺に来ています。撮影者は同じく、夫。

写真だけ見ていると、微笑ましい親子写真ですが・・・。

もともと家族が常に行動を共にすることへの執着が強かった母。
結婚すれば解放されると思いきや、今度は夫も巻き込んで、
「4人でどこかへ行こう」「旅行へ行こう」。

私が夫の実家へ行くと、「平等な扱い」を要求され、一泊しない
までも、どこかへ遊びに行かねばならぬ羽目になっていました。

しかも、企画するのは、私の役目です。だんだんアイデアも尽きてきて
内心は、けっこう辟易していたのです。

しかし、今から思えば、贅沢な悩みだったかもしれません。

この写真を撮影した少し後に、父は心筋梗塞で手術。
発見が早く、命拾いをしましたが、結局、無理をできなくなり、
「恒例の親孝行イベント」は、自然消滅していきました。

アジアでは、SARSが大流行し、私はシンガポール旅行を断念。
六本木ヒルズがオープンし、「世界にひとつだけの花」が大ヒットした
2003年。

我が家にとっては、「嵐の前の静けさ」の中で、どこか惰眠を貪っていた
ような、そんな日々でした。

この母は、昨日、施設に入渠しました。

父が亡くなってからの、7年間の格闘をブログに書いています。
よろしければ、そちらもお読みください。

母と私の自分史は、こちらにもまとめていこうと考えています。


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