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21/08/16|『12ヶ月のカイ』ワールドプレミア、白熱のQ&A…!

ついについについに…!
本日は『12ヶ月のカイ』米国・フェニックス映画祭でのワールドプレミア上映でした!!!!!

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(屋外のフォトブースにて、左:JCC前島さん、右:亀山)

一昨日『The Shasta Triangle』を見たスクリーンと同じ約60〜70席ほどのスクリーンで上映。劇場内ほぼ満席のお客様にご来場いただき、上映後のQ&Aも大変白熱した時間でした。

ひとつ上映前に心配だったのが、一昨日『The Shasta Triangle』を見た時に画面の上下が切れてしまっている?ような印象を受けていたこと。『12ヶ月のカイ』はシネスコ(16:9より横長のスクリーン)じゃなく16:9だけど大丈夫かな…ダン(映画祭のテクニカルディレクター)にちゃんと16:9って伝えたんだけどな……と。本編前のプロモ映像がシネスコだったので一瞬不安になりましたが、プロモが終わった後にスクリーン両端の黒幕がグイーンと閉まってくれたので、ひと安心しました。ダン、疑ってごめん…笑

(だとするとシャスタの上下切れてるように見えた印象がそういうカメラワークなのか実際本当に少し上下切れてたのか…それはそれで気になりますね、、)

いよいよ本編。もちろん何度も見ているので、本編自体には心配ありませんでしたが、初めてのDCPでの上映、そして初めての英語字幕付きでの上映だったので、DCPが問題なく再生されているか、英語字幕が見にくくないか…等々気になることがありすぎて1秒たりとも気を抜けませんでした。良くも悪くもおかげさまで、英語字幕の直したいところも改めて発見出来たので結果オーライだとは思いますが、それにしても体力削られましたね。笑

上映中、やっぱり私の予想とは違うところで度々お客様からのリアクションが聞こえてきて、「感覚違うんだなぁ」と、これも発見だったかもしれません。そもそもSFコンペ部門としての上映だったので、お客様も一般的ではない人が多かったというか、ストーリーに対するリアクションよりも映像のギミック的なこと、演技に対するリアクションの方が大きかったです。あと多分、字幕に笑っていた時もあったかも。うーん、もうちょっと上手い言い方あるんだと思うんですけど、、意味伝わります?これなんて言ったらいいんだろう…?

本編終了直後、エンドロールが始まったくらいの瞬間から早くも会場中から拍手が沸き上がりました。これが映画祭だからなのか、アメリカだからなのかは分かりませんでしたが、こうして物語が終わった直後に「面白かった!」「制作お疲れ様!」というエモーションをその場で伝えるスピード感、さすが日本とは違うなと感じました。本当であれば、席から立ってお客様にお辞儀でもしておけば良かったんでしょうが、残念ながら私はQ&Aを記録するためのカメラのセッティングに意識が行ってしまっていました…。惜しいことをした…。次の上映でももし拍手がいただけたら、今度はそうしてみようと思います。

ゲストアシスタントのマイカさんにa6500を手渡して、自分の座席の背もたれにGoProをセットし、スクリーンの前へ。司会の方が、質問はありますか?と促すと、次から次へと質問が飛び交いました。普段の会話であればもう少し自分の力で英語で答えていたのですが、今日は人前に立ったというのあり集中力がちょっと足りませんでした。前島さんに通訳アシストしていただき本当に助かりました!時間が限られていた分、一人でも多くのお客様に答えたいという気持ちもあり、結果的にはこれで良かったかなと。

ただ、質問に答えること、記録映像をしっかり撮ることに集中してしまい、作品のゲストとしてのパフォーマンスは甘かったような気がするので、これも次回は改善したいところです。私はマスクもしてましたし、言葉が通じづらい分このへんはなんとかしたいです。

Q&A終了後もたくさんの方が話しかけてきてくださり、手短に感想をくれる方、写真を撮る方、握手をする方、いろんな方と触れ合えました。こんな時期ではありましたが、彼らと直接顔を見て話が出来たので、海を超えてみて良かったな、と。


去年、今年、多くの国内・海外の映画祭がオンライン開催でした。ネットを介して多くの方に同時に作品を届けられたという利点はありましたが、やはり映画制作者同士のコミュニケーションや、お客様から作り手へのフィードバックが圧倒的に足りませんでした。我々は自分たちだけで映画を作っているのではない。他の制作者たちとの繋がり、意見の交換、お客様が何を面白がって感動してくれているのか、それを常に密に受け取っていかなければ、やはり良い物作りは難しいのではないか…。と今日は感じました。


上映後は、地元日本語誌のOasis編集長の中村さんとの取材。劇場近くのスタバで、映画を作り始めるまでの話やこれから作りたいもののお話などなど、たくさんのお話をさせていただきました。

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一仕事終えて気が緩んだのか、この取材の後にもう一本招待上映の作品を見たのですが、それなりに上映中に寝落ちしてしまいました…。まあここ数日睡眠時間3、4時間の日が続いたので、しょうがないですかね。

明日は溜まった洗濯ものをなんとかしたり、日本へ送るあれこれの作成作業をします。あと、他の海外映画祭に送らないといけない素材、メール返信も少し溜まっているので、その辺をクリアしなければ。

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