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映画『12ヶ月のカイ』成長記録|2021/04/26

 意味があるのかどうか分からなけれど、どうしても通りたい映画祭に少しでもアプローチしたくて今日はメールを送ってみました。

 送り先は、富川国際ファンタスティック映画祭(通称:プチョンor BIFAN)。誰が読んでくれるのかも分からないけど、ちょっとわざとらしかもしれないけど、「アメリカの映画祭にノミネートされたから作品のステータスが8月に変更になります!」という旨を連絡してみました。(作品の応募自体はすでに2月に終えていて、どうしてもカイに気付いて欲しくてもう一度理由を見つけて連絡してみた、ってところです。それでも落ちるときは落ちるんだけどね…)

 プチョンといえば、日本からも応募している作品は相当数ある韓国の大きな映画祭で、ファンタ系の作品を撮られている監督さんはプチョンを目指している方も多くいらっしゃることでしょう。

 私は、コロナが発生する前の2019年に、松本卓也監督の『ダイナマイト・ソウル・バンビ』の一派に混ざって映画祭に転がりこんだ経緯もあり、現地の活気と上映作品のクオリティの高さに魅了されて「ファンタ系映画は多分撮らない気がするけど、いつか自分の作品で参加したいなぁ…」と思っていました。うん、撮らないと思ってたのに、撮っちゃったんだよね、SF。

 まあ『12ヶ月のカイ』がそもそもSFなのかヒューマンなのかロマンスなのか、自分でもジャンルの認識が曖昧だったが故に、最初はカイをジャンル映画祭に応募しようとはあまり考えていなかったんですね。バリバリヒューマノイドとか描いてたくせに。

 ただ、人と話をしていくうちに、カイはSF映画なのだとようやく気付き、キャスト・スタッフで初号試写をして初めて「この映画はカルト的でもありサスペンスでもある」ということを認識しました。自分の中でカイに対する見方が固まってきてようやく、どの映画祭に出したいか、どんな審査員に見て欲しいか、が定まってきた…という感じです。撮りたいもの撮っておきながら、それが一体なんなのか、自分で分かってなかったってのは我ながら変な話だなと思いますが。

 コロナさえなければ、直接韓国に行って「見てくれ!!!」って殴り込みに行っていた可能性もあります。それくらい、プチョンは一度は行ってみたい映画祭なんです、今の自分にとって。とはいえそれでも落ちるときは落ちるんだけど。

 フェニックス映画祭・国際ホラー&SF映画祭に見つけていただいたのはとてもとても有り難いしハッピーなことだけれど、それで満足しているようでは努力が足りないとしか思えないので、もっと自らの作品を広くたくさんの人に見つけてもらえるよう、これからも悪足掻きし続けたいと思います。

 はい、今日もこれから英語勉強しまーす。

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