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本編とスピンオフの差があり過ぎて、ちょっと心配…。

アルファポリスさんで連載している「囚われの姫は嫌なので、ちょっと暴走させてもらいます!~自作RPG転生~」には、本編(長編)の他に「囚われの皇妃の回想」というスピンオフ短編があります。

このスピンオフ、第2部を書いて(作って)いるうちに「このキャラ、オイシイな。登場シーンがこれだけで終わらせてしまうのは、もったいないな」「ここの設定、もう少し書きたいな…」という感じで、自然発生的にできていったものです。

第2部のゲストキャラが主人公で、本編の「過去」にあたる物語なのですが…

気づけば「本当に同じ世界観の物語なのか!?」と言われそうなくらい、本編とスピンオフの差が激しいことになってしまいました…。

そもそも本編のヒロインはいわゆる「異世界転生者」ですが、スピンオフの主人公は「転生者でも何でもない、純粋にその世界で生まれ育った人間」なので、「異世界転生もの」と「そうでないファンタジー」と、そこからしてジャンルが違います。

(当然のことながら、スピンオフには「主人公が現代地球の知識を持っている」「前世の知識を活かす」系の要素が一切ありません。)

しかも、本編はコメディ中心のドタバタ系なのに、スピンオフはシリアス中心の濃ゆい恋愛モノとなっています。

元々、自分は、文体や構成を「ストーリーに合ったものにする」のが好きです。

コメディならコメディ要素が活かせるように、シリアスならシリアスな要素が引き立つように、それに合った文章を書きます。

本編はコメディなので「できる限りライトな文章で」、スピンオフはシリアスな内容なので「本編より重厚な文章で」と、書き分けていったのですが…

(改行間隔や、単語の難易度、漢字の多さに至るまで変えていきます。)

そのせいで、プロローグからして「違う物語」感がハンパない感じになってしまいました…。

スピンオフはスピンオフなので、一旦物語は締められているものの「本当の結末は本編で…」という感じになっているのですが(作品紹介や投稿ページ下部にも「スピンオフ」であることを明記しています。)…

正直「スピンオフから入った読者が本編を読んだら、怒り出さないだろうか…?」とちょっと心配になったりしています…。

一応、最初にあったのは本編の方で、スピンオフはあくまで「後付け」の物語ではあるのですが…。

そして、スピンオフが思いのほか好評だったので「もっとこういう話をいっぱい書け」と言われたら、それはそれでどうしよう…と、ヘンな心配をしています…。

(本編はまだ続く予定なので…。)

…というか、本編も一応、ただコメディなだけの物語ではないのですが…(書いているのは正真正銘、同一人物ですし)。




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