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ロゴデザインまとめ②

過去に作ったロゴの備忘録です。今回は2019年。

夕凪の街に、いつか

夕凪表紙

2019年1月発行。
新ゴシックとXano明朝の合成。

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イラレで文字をアウトライン化してパーツごとにばらし、明朝とゴシックを混ぜてます。「夕」の真ん中の点を丸にしたり、「の」の中を塗りつぶしたりするだけで割とロゴっぽくなります。
あとは文字にパスのオフセットをかけてにじんだ感じを出します。

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こんな感じで文字の印象が変わるのでおすすめ。効果の数値を変えることで文字を太くも細くもできるので、限られたフォントしかない! というときにも使えるテク。

囲い込まれた狼は狩られるだけ

囲い表紙

2019年1月発行
狼:廻想体ネクスト
その他:超極細ゴシック
かわいい感じにしつつ、囲い込まれるということで文字を漢字の書き取りノートみたいな四角で囲んでます。

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背景のピンクと、印刷はハートホログラムPPを使ったのでとてもかわいくなりましたが、印刷所から「表紙のR18が小さいです」とつっこまれたときには泣きたくなりました……

機械人形はエニグマの海を泳ぐ

エニグマ表紙

2019年5月発行
漢字・ひらがな:はれのそら明朝
細めの明朝体に、電子の海を泳ぐイメージなので、文字をデジタルっぽく削ったり円を入れて泡を作ってます。
表紙絵をいただいたときに「絶対にいいものにしてみせる!!」とめちゃくちゃ意気込んでやりました。楽しかったです。

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泡の加工は現物ではほぼ見えないですが、こんな感じです。文字はキャラの顔などにかかる部分は削ってます。
あとどのロゴにも言えますが、私は文字に色を付けるのがものすごく苦手で……夕凪のときは苦労しました……なので大抵、文字色は黒か白です。

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カバー付き文庫本だったので、見返しや帯も含めてデザインしました。楽しかったです!! ただ、本・カバー・しおり・特典クリアファイル・ポスター・2冊目と、すべて印刷所が違ったので、何度脱稿しても終わりが見えなかったですね……(帯は力尽きてカラーコピー)

筐底のアマルガム

アマルガム表紙

2019年5月発行
漢字:DF平成明朝体
カタカナ:作字
アルファベット:PixelMplus/マキナス Scrap 5/他
初めてフォントを使わず文字を作りました。(アマルガムだけですが)
現物は紺色の紙に白と赤の二色刷り。版分けが面倒でしたが、上手く印刷が出来上がってくれてうれしい限り。
「箱」がイメージだったのと、イラストも自分で描いたので、全部ひっくるめてデザインできたのが楽しかったです。

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方眼紙に下書きしたものを取り込んで、イラレでなぞってそれっぽいものを作りました。
上記のエニグマあたりから本を作るのに慣れてきて、デザインや特殊装丁も考えだした時期。

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