バジルの努力が報われた話
「環境が人を成長させる。」
取り巻く環境や人に影響をうけて人は変化していくよ。だから、いい環境に身を置くべし。という訓戒のような格言です。大事。
我が家の一番の成長株はバジル。名前は武藤バジル。
去年の5月19日に、隣にある鉄板焼屋 HARUKI のマスターに株分けしてもらい我が家へやってきました。
ところがバジルにとっては、残念ハズレくじ。
嫁いできた家は、水やりをわすれがちな夫婦の家だったのです。これは、バジルも万事休す。
バジル休す。
しかし彼はめげず。過酷な環境のもとでも、節水しながらグングン大きくなりました。
そんなバジルの努力のおかげもあって、水やりもロクにできない夫婦の食卓はとても鮮やかになり、幸福指数はフィンランドと肩を並べるほどに向上しました。
この年末年始も寝正月な夫婦の傍ら、鍛錬を積んで日に日に大きくなるバジル。成長しすぎて、なんだか育苗ポットでは窮屈そう。まるで成長期の中学生の靴のサイズが合っていないのと同じ様子。
サイズが合わないと、はやくバジれません(走れません)
地道に頑張ってきたバジルには、それ相応のポット(ポスト)が用意されるべき。いつまでも育苗ポットに入れられた「育成枠」では成長しがいがありません。
人事担当者の妻と話し合いを経て、本日めでたく、バジルが...いやバジルさんが育苗ポットから4号サイズの鉢へ出世されました。
園芸初心者は今回はじめて土にもいくつか種類があるのを知りました。SOIL以外にもいくつか土の種類があったのですが、違いがわかりませでした。「もし自分がバジルだったらどれが美味しそうな土か」で選びました。
培養土(SOIL)
あらかじめ植物に合わせて基本用土や補助用土などを混合して、そのまま使用できるようにした土が培養土です。製造会社(販売会社)名、使用原料、pHなどを目安に選びます。含まれている肥料成分の量が明記されていないと、あとどのくらい肥料が必要なのかが判らないため、かえって肥培管理が難しくなる場合もあります。
引用)住友化学園芸
ちなみに鉢の底には、土が逃げていかないように鉢底ネットを設置します。
...というのをいざ鉢替えし始めてから思い出し、今日のところは三角コーナーの網ネットで代替しました。
できた。
鉢を変えてあらためてみると、成長環境を奪ってしまっていたからか、水やりを忘れていたからか、元気が足りないですね。多分葉っぱの間引きもこまめにしないといけなかったのでしょう。
詳しい方がいたら教えてください。
夜はバジルの出世祝い。
わたしがカレーを作る当番でしたので、バジルの葉っぱをちぎって鍋の中へ。
食べたら、バジル感はゼロでした。
あぁ、またつまらぬものをバジってしまった。誠にバたジけない。
(おわり)
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