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4期目の会社を経営する29歳の、仕事へのスタンス・向き合い方(後編)

こんにちは。
株式会社くらしテックを経営している武藤と言います。

このnoteは後編です。前編はこちらから。

それでは、後編です。

・先を予想する

-最終、どうなっていればいいのかを考える
 プロジェクトはもちろん、今担当している仕事がどのような形の最終形態になるかをイメージすることは、改善点を洗い出したり、現在の進捗が適切かどうかを判断するために重要な要因となります。そのために、度々時間を意識的に設けて"最終どうなっているか"をイメージするようにしています。

-逆算した時に何が必要か、何が障害になるかを考える
 前述の最終どうなっているかをイメージするというのは、達成プロセスを具体化するための第一歩だと考えています。
 僕の場合は、プロセスを具体化するために、達成するためには何が必要で、また何が障害になるかを紙やスプレットシートに記載し、可能な限りアウトプットしています。
 過去読んだ本に書いてあったのですが、人間の脳というのは自分の頭の中で考えを完結させる場合、自分都合の良いフィルターをかけがちで、また考えを終着点にたどり着きにくくする傾向にあるそうです。
 そのため、紙に書いてみたり、スプレットシート内に箇条書き→ツリー状に整理するなどアウトプットするようにしています。

・相手の立場にたつ

-“人”と仕事をする
 
自分がどんな人と仕事をしているのか。これを考える意識があるかないかで、仕事の仕方は多少なりとも変わってくると思っています。
 過去、僕も仕事は自分の領域を完結させれば完了と考えていた時期がありました。そんな時、前編のnoteにも登場した仕事のイロハを教えてくださった方から「相手って結婚しているか知ってるの?家庭環境とか、どんな生活知っているか聴いたりイメージしたことはあるの?」と質問を受けたことがあります。
 当時の答えは当然「No」。なんならその質問に意味はあるのかと思ったくらいです。ただ、今考えると自分がどんな人と仕事をしているかは、これ以上ないくらい重要だと考えています。

-相手の仕事以外の環境も理解に努める
 仕事は自分だけでは完結しません。相手に納品し、相手が理解して初めて完了すると言えます。そのためには相手の思考をいかにトレースできるか、というが大切だと考えていますが、相手の思考を形作っているのは何も仕事だけではありません。仕事以外ではどんな活動をして、どんな家庭を作っているのかなどを考え、相手のパーソナルな部分を理解することに努めています。
 一見仕事と関係ないように思えるかもしれませんが、多くの方は自分の生活のために仕事をしているという前提に立つのであれば、実は相手の責務以上に、相手自身の欲求としては深いものがあったりして、相手の思考に深く結びついているということが多々あります。

-相手が環境的に求められているものは何かを考える
 
前述の仕事以外の環境を想像するのが難しいという場合には、とっかかりとして”相手の仕事環境”を想像するのが良いでしょう。いきなり家庭環境や恋愛などを聴いても良いかもしれませんが、関係値がないと逆効果になりがちです。
 つまるところ、相手は自分に対して「困っていることを助けてくれる人」を求めているわけです。
 そこで、相手の役職や所属している課はもちろん、どんな評価軸で評価されるのかをきっかけとして考えるようにしています。評価軸がイメージできれば、そこから話を展開し、すり合わせ、「では、その評価がよくなるようにこういったことをしますね」と同じ方向を向くことができます。まずは相手と自分が、同じ方向を向いている仲間であることを相手に知っていただく、そのために環境的に求められているものは何かを考えてみてはどうでしょうか。

-物事をそのまま受け取るだけにしない
 
相手の放つ言葉が、100%の意味を内包しているとは限りません。むしろ1放った言葉の字面の中には、本来の1/100しか意味が含まれていないことの方が多いです。よく言葉の裏(背景)を読むなんて言いますが、人の言葉と言うのは、思ったより考えずに発せられることの方が多いことを知っておいた方がいいと僕は考えています。
 そのため「相手はこう言った」と相手の言葉を鵜呑みにしてそのまま受け取るだけにすると「実はこうだった」などの潜在的な欲求や思いが、後々積み重なって思わぬ方向にいくことがあります。
 もちろん考えすぎて悩んでしまうというリスクもありますが、相手の言っていることをそのまま受け取る"だけ"にする方が危ないかなと考えています。一度立ち止まって「相手はなんでこう言ったんだろう?」「相手がこの言葉をいう状況はなんだろう?」と考えてみても、損はないと思います。

・物事を振り返る

 最後に、今までのスタンス・向き合い方と少し毛色の違った内容をご紹介します。

-仕事を終わらせただけで満足しない
 
さて、あなたに任された仕事が無事ひと段落しました、お疲れまでした。となった時、そこで満足して終わるのは非常にもったいないです。なぜなら、その仕事の一連のプロセスには、他の仕事にも活かせるかもしれない内容が詰まった宝庫である可能性が高いためです。

-Tips→抽象化→他に転用できないかを考える
 
自分が1つの仕事をした時に、そこで使用したTipsはその1つの物事だけで活きることが多いのも確かです。しかし、それを「なぜ今回これをやったのか」を考えることで抽象化し、他にも使えないかと考えることで、全く同じではないにしても、実は他にも似たようなことができたりすることは在ります。この思考を積み重ねることで、自分の引き出しが増え、他の仕事をした際に以前とは異なるスタート地点から始められるようにすることができます。些細なことでも、一度考えてみると言うのは非常に大切です。

-自分を褒める
 
おそらく僕の中で一番大切にしているスタンスです。自分のことを100%理解し心から褒められるのは、自分しかいないと考えています。たとえ1日の中で失敗したり、大変な目にあったとしても、何か一つ自分を褒められる要素を見つけて「自分やるじゃん」と褒めてあげてください。もちろん天狗になるのはNGです。ただ、人間というのは基本的にポジティブよりもネガティブに物事を考えやすい生き物です。自分を可能な限り褒めてあげることで、自分自身の価値を自分で認めてあげられるということは、仕事をする上で一番大事なことなのではないかと考えています。
 人間の欲求の1つに「自分は重要な人物であると思いたい」という欲求が存在します。相手からもそう思って欲しいという欲求も在りますが、相手の心を変えることはできません。だからこそ、誰かに左右されずに、人と比べずに、自分は自分であり、自分にとっても自分が大切で重要であると思うためにも、自分を褒められる要素を見つけて褒めるようにしています。


いかがでしょうか。
4期目の会社を経営する29歳の、仕事へのスタンス・向き合い方(後編)でした。もちろん今まで記載したスタンス・向かい方の内容を常にできている訳ではないですが、自分の中の軸として時たま「ズレていないか」を考えるようにしています。
 仕事のスタンス・向き合い方と言うのは、「どう在りたいか」という点に通じてくると思いますし、人それぞれです。会社によっても異なりますし、何が正しいというものもないと思っています。

今回紹介したものも、あくまで「こういう風に考えている人がいるんだな」程度に見ていただけますと僕も嬉しいです。 


今僕が経営させていただいている会社では、一緒に働いてくださる業務委託さんや法人パートナーさんを募集しています。「武藤ってなんか面白そうだな」って思った方は、ぜひお気軽にお問い合わせください(もちろんお仕事のご依頼も大歓迎です)。

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