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感想 機龍警察〔完全版〕 月村 了衛機甲兵装と呼ばれる軍用有人兵器が普及している世界観。アクションシーンが秀逸。アニメの原作みたいなノリでした。


一部のマニアの間ですごく評価の高いSF作品です。
凶悪犯罪がはびこる世界、機甲兵装と呼ばれる軍用有人兵器が普及している世界観。アクションシーンが秀逸でした。
ただのアクション小説ではなくて、刑事ものなので推理のようなものもしていて警察内部に敵がいるということが最後にわかります。

三人の癖のある乗組員がいて、特捜部という機関で雇われています。
最新鋭の機甲兵装である〈龍機兵〉(ドラグーン)を導入し、搭乗員として3人の傭兵――姿俊之(民間警備要員)、ユーリ・オズノフ(元ロシア警官)、ライザ・ラードナー(元北アイルランドテロリスト)――を警部待遇で雇ったのでした。

姿という人は、かなり癖があるし
その三人を束ねる元外務官僚の沖津旬一郎もかなり個性的でした。

登場人物が多すぎて、ごちゃごちゃし混乱するのが欠点ですが。
何冊目かにすごく面白い巻があるということで、トライしてみようと思います。

雰囲気は、昔のアニメの機甲兵ものって印象
ざっくりですが・・・、アニメに詳しくなくてすみません。

最後に印象に残った言葉を・・・

警察は警察官を変えてしまう。そういうところだ。

警察という組織は、正義を目指していた警官を変えてしまう。悪く膿む存在にです。この組織にいると周囲の目を気にして、最終的には、そういう存在になってしまうということでしょうか。みんながみんなではないのですが、活躍している彼らを警官じゃないとか批判する連中や悪と結託する奴らを見ていると、そう感じます。


2024 3 19



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