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感想 帝国妖人伝  伊吹亜門 事件が起こる。そこには小説家那珂川二坊がいる。これは短編集だ。されど事件を解決するのは別の人間だ。毎回、探偵が変わる。それは北大路魯山人、夢野久作、石原莞爾、川島芳子、山田風太郎など歴史上の人物である。

時代は明治から昭和にかけて・・・
事件が起こる。
そこには小説家の那珂川二坊がいる。これは短編集だ。
されど事件を解決するのは別の人間だ。毎回、探偵が変わる。

これが本書の魅力です。

それは北大路魯山人、夢野久作、石原莞爾、川島芳子、山田風太郎などの歴史上の人物である。

ミステリーとしては普通です。
ただし、四作目の中国での旅館の殺人はよく出来ていました。
探偵は川島芳子。スパイです。

この人が金という人物に化けていた。
本作の描写では、印象として金は禿でデブの権力主義の強い金持ちのおっさんのイメージ
犯人は、被害者の男性をレイプしている。
男が男を・・・です。

最後に、女性でした。私は関係ないですというオチ。
謎解きとは、ほとんど関係ないのでネタバレさせても問題なしです。
この作品は謎解きも良かったが、ストーリーの出来も悪くなかった。

三番目のドイツで日本の将軍が殺害される事件を石原莞爾が解決する話しも
まさかのどんでん返しがあり楽しかった。

他は話しは普通の出来でした。
こういう設定の話しが好きな方は楽しめると思います。


2024 2 29



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