感想 ダリの繭 「火村英生」シリーズ 有栖川 有栖 間違いなくミステリーの傑作の1つ。なかなか犯人がわからない。
火村シリーズの第2弾
画家のダリそっくりの髭の実業家の不審死
母親の違う弟が容疑者なのか
それとも彼の好きだった女性の関係者が犯人なのか
複雑な人間関係
とにかく完成度が高く
伏線が次々に回収されていく
あの人の趣味が、僕は一番衝撃的だった。
最後の謎解きまで目が話せない展開
構成がじつに巧妙です。
濃いいキャラの登場人物たちも魅力的
死体が発見されたのはフロートカプセルで
これは水槽のようなところ
ここに入ると宙に浮いているような感覚になるらしい
ダリ髭の社長は
こんなところに入っていったい何を考えていたのか気になった。
どんなに金持ちで有名人でも
何でも手に入るというわけではない
ちょっと虚しさを感じた。
ミステリー、犯人探し小説としては超一流の楽しさだった。
2022 2 13
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?