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感想 機龍警察自爆条項  月村 了衛最新鋭の機体を敵は狙っている。乗務員には自爆条項というのがある。果たして、彼女は罠を回避できるのか。



機龍警察シリーズ二巻目
上下二冊となります。

今回はなかなか読み応えがあり面白かった。
主人公は、元北アイルランドのテロ組織で、〈死神〉と呼ばれていた女。髪は砂色に近いブロンド。瞳はグリーン。外見年齢は20代後半。人の目を惹きつける美貌を打ち消すかのような翳りが全身を覆っている。使用機体はウェポン・ラックを背負い最大の火力と大量殺傷能力を持つ『バンシー』。

三人の警部の中で唯一の女性である。

彼女の過去が明らかになる。
彼女にはトラウマがある
それを利用し、古巣のテロ組織のリーダーが彼女の機体バンシーを奪おうとするという話し

最後の戦闘シーンはかなり楽しい。
警部たちには、契約がある。
それがタイトルの自爆条項というやつだ。

これは機体が奪われそうになったら自爆せよという契約だった。
できない場合は、仲間の警部が彼女もろとも機体を消滅するということになっていた

彼女は絶体絶命の危機に追い込まれ
トラウマをも利用される

その最後の決断と、仲間の取った行動が面白い




2024 3 20



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