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感想 変な家2〜11の間取り図〜  雨穴 前作に比べると明らかに弱い。11の変な間取りの家が紹介される。時代もまちまちなのだが、これが推理の場面ですべて繋がるのが本書の魅力です。

11の間取りの変な家が紹介される。
時代もまちまちなのだが、それが推理へんで繋がるというのが面白かった。
しかし、複雑なので物語のラインがごちゃごちゃするし、最後はきれいに着地していいのだが、結局、何かのパズルを完成させたくらいの達成感というのか満足感しか得られない。

好きな謎解きは糸電話の話しだ。
どこから父はそれをしていたのか。
隣の家の火事との関係は?。
この謎はなかなか興味深かった。

ミツコちゃんの悲しすぎる事実も興味深い。
てっきりトイレの扉が関係していると思った。
家の設計が父で祖母を殺害したかったのだとしたら、トイレの扉を開けると祖母に当たり階段を・・・と思ったのだが違うようだ。
確かに、それだと、どうして父はそんな設計をとなるからかもしれない。
だから単純になってしまい。謎解きとしては、そうなのかで終わってしまうが、しかたないのかもしれない。

変な間取りの家が11あり、それがすべて繋がるという話しでした。
机上の空論というのか、それがどうしたという感じの作品でした。


2024 9 27


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