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本の感想

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#ミステリー

感想 逆転正義 下村 敦史 タイトル通り逆転。つまり強烈などんでん返しが用意されて…

最後に強烈などんでん返しが用意されているミステリー短編集です。 保護という作品が一番好き…

武藤吐夢
20時間前
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放課後ミステリクラブ4 密室のウサギ小屋事件  知念実希人 密室というと殺人事件な…

密室事件です。 ということは殺人かと思いきや・・・・、うさぎが消えたということでした。 と…

武藤吐夢
9日前
16

感想 放課後ミステリクラブ2雪のミステリーサークル事件  知念実希人 前作に比べ…

名探偵コナンかと思ってしまった。 それくらい子供向けという印象でした。大人が読むとかなり…

武藤吐夢
11日前
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感想 傷痕のメッセージ 知念 実希人 解剖の結果、父親の胃壁から謎の暗号が見つかる…

冒頭から興味深い展開が提示される。 死んだ父親が病理解剖を希望しているのだ。 解剖すると、…

武藤吐夢
3週間前
21

感想 キュレーターの殺人 M W クレイヴン 物語が進行していくにつれて、作品の全体…

このシリーズは間違いなく面白い 海外ミステリーは登場人物が多く複雑で筋を追うのがやっとに…

武藤吐夢
1か月前
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感想 シャーリー・ホームズとバスカヴィル家の狗  高殿 円 『バスカヴェル家の犬』…

『バスカヴェル家の犬』は、アーサー・コナン・ドイルによるシャーロック・ホームズシリーズの…

武藤吐夢
2か月前
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感想 シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱   高殿 円 『シャーロック・ホームズ』シリーズをリスペクトした作品、キャラはいいし面白いがミステリーとしては微妙です。

ホームズをリスペクトしているのはわかる。 現在に時代を移し、設定を女にしたのも面白いが、少しふざけすぎているし、ミステリーとしての質が軽視されているのも問題に感じた。 楽しいのは楽しい。だから、悪くはないが、殺人事件のトリックがあほすぎる。 タイトルは、緋色の憂鬱 だが、血色の毒入りタンポン事件でいいように感じる。 本書には、そのほうがお似合いです。 シャーリーホームズは心臓病で最先端の技術で生かされている。 そこにモリアーティー教授が関与しているのが面白い。モリアーテ

感想 殺しへのライン  アンソニー・ホロヴィッツ このミステリーがすごい2023年版…

このミステリーがすごい2023年版海外編第2位。 このシリーズの楽しさは、ホーソーンという探…

武藤吐夢
5か月前
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感想 その裁きは死  アンソニー・ホロヴィッツ 今回もまったく犯人がわからなかっ…

弁護士が殺害された。 彼は離婚専門弁護士でワインの瓶で殴られて、その破片で殺害された。 …

武藤吐夢
5か月前
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感想 メインテーマは殺人 アンソニー・ホロヴィッツ 老婦人は自分の葬儀を申し込ん…

ミステリー小説の中には、意図的に印象操作をしてみたり、卑怯な手口で読者に判断材料を隠す…

武藤吐夢
6か月前
20

感想 カササギ殺人事件〈上下〉  アンソニー・ホロヴィッツ こんな形の二重構造は…

ミステリーで二重構造の作品は、そんなに珍しくはないが、この形は、はじめてだ。 上巻は、あ…

武藤吐夢
6か月前
21

感想 悪い夏  染井為人 生活保護とは何なのか。それを問いかけてくる問題作。ラス…

これを読んで感じたのは、声の大きな者だけが得をするという日本社会の闇みたいなものだった。…

武藤吐夢
6か月前
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感想 方舟  夕木 春央 典型的なクローズド・サークルミステリー。謎解きも秀逸だっ…

ミステリー作品なので詳しくは説明できませんが、本書は、僕が今年読んだミステリー作品の中で…

武藤吐夢
6か月前
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感想 犯罪者上下  太田 愛 無差別殺人事件の生き残りが、犯人は違う人じゃないのかという疑問を抱いたところから始まるところに本作の発想の新しさがある。

今までに読んだミステリーと少し違う何かが、この作品にはあると感じました。 作者は、劇団の脚本、テレビの脚本の出身者らしい。 ウキペディアによると、テレビドラマ『相棒』1997年に『ウルトラマンティガ』などの作品も書いているらしい。 本作は、少し通常のミステリー作家と比べると違う感じがした。 それは悪い意味ではなく新鮮という意味です。 無差別殺人事件が発生した。 犯人は薬中毒。すでに死んでいた。 しかし、一人生き残った青年は、ちよっとおかしいと刑事に話す 彼は誰かに生命を