DIYでごはん接着剤の作り方 米のり・でんぷん・ボンドの接着強度実験【前編】

今まで化学接着剤が良くない話をしてきましたが、それに代わる接着剤としてご飯・お米があります。
お米はでんぷんのりとして古くから国内外で使われてきました。ではこのお米ののりがとれだけの耐久性や強さがあるのかということを科学的に紐解いていこうと思います。

■化学接着剤の原理をまず簡単に説明。
■接着剤の歴史は、古いのは紀元前3000年頃のメソポタミア文明の頃にアスファルトが使われていた。
■紀元前3000~4000年前から中国やエジプトで木の接着ににかわやでんぷんが使われていた。
■奈良時代にお米を蒸したおこわのご飯をすりつぶしたものが「続飯(そくい)」と呼ばれる糊

■でんぷん糊は、障子紙や番傘の紙を貼る時に使われていた
■鎌倉や室町時代から後の仏像にも接着剤としてでんぷん糊が使われていた
■今でも仏像が現存していることから耐久年数は約300年くらい持つと言われてる

■お米=でんぷん 化学式で表現すると、C6H2O5 となる。
■木の成分であるセルロースも化学式はC6H2O5 と同じ。手の付き方が若干違いますが、ほぼ同じ構造です。
■お米は熱によってα化(高分子化)し、固まるとセルロース、つまり木と同じようなものに変化するからです。

■無添加住宅では、でんぷんのりを米のりと呼び、階段板や家具、扉、キッチン・洗面キャビネットにも使われています。
■強度的には木工用ボンドとほぼ同じくらいの強さなので、柱や梁のような構造体には使っていません。
■唯一デメリットは水で、米が水に漬けるとふやけるのと同じで、米のりも外部の雨ざらしでは、ふやけてしまいます。

【自然素材の使い方を学ぼう~衣食住健康のために】
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