さよなら、制服


お久しぶりです。大学に入学してから早2年以上が過ぎ、同学年の友達はどんどん垢抜けていくのに、いまだに変わらない姿を周りの人々にお届けしているひつじです。

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こんな私だが、高校を卒業した当時は「いつか制服ディズニーとかすることもあるかもしれないし!」と思って、制服ディズニーの日に備えて、高校の制服を今日まで取っておいていた。
といっても自分で管理をしていた訳ではなく、母がしまっておいてくれだけなのだが。
今朝、母が衣類の整理をしているときに私の制服を発掘し、
「ずっとしまっていたから襟元が黄ばんできて、後輩に譲れるような状態でもないけど、どうする?」
と私のところに持ってきた。

キラキラの制服ディズニーはおろか、大学に入学してから夢の国に立ち入ってすらいない私はもう、「その日」に備えることはやめようと思った。
ただ、せっかく今日まで取っておいたんだ。
もったいないから試着して「似合わないwww」と一人で盛り上がってから処分しようじゃないか!
そう思っていた。

詳細を書くことは避けるが、私の高校の制服は「かわいい」「品が良い」ということで少し有名なのだ。
そんな制服、大学3年生・20歳の女が着たら違和感あるに違いない!
制服と履いていた靴下とローファーに似たものまで用意して試着するという本気度。
ここまで本気を出しても、今日の私に高校の制服は似合わないに違いない。
だって私は、大人だから♡

ってあれ?
なんということでしょう。
姿見に映っているのは、すぐにでも高校に向かえそうな人物がうつっています。
このルックスなら、高校の門衛所のおじさんにとがめられることなく、スムーズに高校で授業が受けられるではありませんか!

…いやいや、ビフォーアフターはBeforeとAfterでギャップがあったから番組として面白かったわけで。
このナレーションは高校から大学で進化を遂げていない私に使うものではない。
でも…それでも…なんということでしょう。。。

なんか、着れすぎてしまって、
何をというわけではないけれどまだイケそうな気がしてしまって
捨てられないよ。
ティーンズ時代の制服を捨てられない。

私が制服を卒業できるのはもしかしたら、
制服ディズニーができるくらいキラキラして、あか抜けてからなのかもしれない。
さもなくば、年をとって「卒業」なんて穏便なものではなく、
目も当てられないような「退学」をするのだろう。

ともかく、私の制服はもう一度しまい直された。
おやすみ、制服。

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