ブランディングが上手く機能しないときにまず確認したいこと。

2020年1月25日 23:11

『ブランディングで一番大事なことってなんですか？』と聞かれることがある。

それを聞くたびに、あれこれ考えて、このテクニックか…！いや…ここか…！なんてことを考えていたのですが。

私の中で一つ決まったのでご紹介します。

まず、言っておくと、がっかりさせるかもしれません。そういうのが聞きたいんじゃないのよって怒られるかもしれません。

だけど。

これが受け入れられていないと本当にびっくりするくらい広がらないので、改めて残しておこうと思っております。

私が一番大事だと思っているのは、『広がる覚悟』をすることです。

広がることによって、どんな未来が待っているのか、ある程度想定しておく必要があるのです。

それは、メリットもだけど、より重要なのは、デメリット。

意外と広がることによって、生まれるデメリットを持っていると、自分がまるで結界を張っているのか？というくらい、広がらないんです。本当に。

どんなに手先のことを頑張っても、あれこれ駆使しても広がらない。

心理学の話でいうと、潜在意識がブロックするという現象をここで引き合いに出すのは違うと思うのですが、ただ、結構心理的な部分の影響は侮れないものです。

特に、私は小規模事業でのブランディングがメインなので、ブランディングに対して予算が大きく割けるわけもなく、自分の負担が増えるということが想定される。

そうすると、

もしこれ以上忙しくなってしまったら…
時間がこれ以上なくなってしまったら…
今仕事を受注しても受け皿がない…
人を雇うって怖いことなんじゃないか…
周りが協力してくれないのではないか…
人を教育する余裕すらない…
有名になって叩かれたらどうしようか…

などなど。

まとめると、自分にとっての何かに対する『恐怖心』に行き着く。

しかも、起こるかわからない恐怖心。

そもそも、『恐怖心』とは、認識の違いで起こることがほとんどであって、丁寧に読み解くと、自分が何かを勘違いしていて、そして、変な思い込みを作っている現状に行き着くものです。

アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態とでもいいましょうか。

そして、広がる施策を無意識に避け、安心安全な場所で引きこもりはじめるのです。

恐怖心を無くしましょう！と言っても、『そんなこと言ってもなくならないのよ！』ということがほとんどだと思うので。

この解決策は2つあります。

そもそも、明日理想のブランドが形成されたとして、『無理』『難しい』『困る』と思うのは何かを徹底的に洗い出しましょう。

そこに対する解決策、体制を作る準備に取り組むのです。

もう一つは、自分を信じてくれる人といること。

『あなたならできる。』そう言ってくれる人の存在は、大きいものです。

仲間なのか従業員なのか、友人なのか、パートナーなのか誰でもいいので、自分にとって誰か？考えてみるのもオススメです。

私は心理学の実験のスタンフォードの監獄実験の話を聞いてから、自分の視点が人の可能性を作ると思っているので、信じてくれる人との場所があるということはすごく貴重だと思っております。

物理的な世界の拡張には、まずは、精神世界の拡張が必要だと思っている次第です。

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