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京都に来て、1年が過ぎました。

京都に引っ越してきて1年が過ぎた。

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(THE京都という感じの写真。)

15年以上横浜に住んでいて(それまでは地元の佐賀に高校1年の頃まで住んでいたので)、そんなに場所に縁がない。

縁もゆかりもない京都にノリと勢いで来た。

『実際引っ越して、どう?』と聞かれることが多いけど、私にとってはベストな選択をしたな、と思う。

よく『移住して良かったこと』的なものでも言われているけど、

・同じ家賃でも関東と比べると広さが段違い
・自然が近くにあるのでリラックスできる
・すぐに便利なものにアクセスできる訳ではないので本当に必要なのかの軸が明確になる
・無意識な圧迫感から解放された
・オンライン基準になったので仕事で困ることはほぼない

などなど、ふと気づくことは多かった。

引っ越して来て1ヶ月経った頃に書いたnoteはめちゃくちゃ浮き足立ってたけど、1年住んでみて意外と変わらない。


他にも、横浜に住んでいた頃から仲良くしてもらってる友人が、
近くに引っ越してくるというサプライズもあったので、人さみしいなんてこともなく。

観光客のように、毎月のように、一緒に京都を巡って、なんだかんだエンジョイしている。


自分の中の引っ越すときに悩んだ一番のデメリットは一つ。

『毎月足を運んでいたお笑いライブに行けなくなる』だったけど。(本気)

コロナきっかけでYouTubeでの活動を増やした推し芸人さんたちのおかげで、家でも見れるものが増えたのは最高だった。

(かまいたちチャンネルを激推ししてる。そしてかまいたちがオススメしたものは結構な確率で課金している。)

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そして、意外に自分の活動範囲内に劇場があったのでこの悩みは解消された。

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(見に行ったライブでの一コマ。豪華。)


私にとって京都はあっていると思う。


そして、私が引っ越して来て一番感じたのは、自分の感性なんてちっぽけだな、ということだ。

京都に来て、本当にたくさんの場所に足を運んでみた。

いわゆる、観光名所からSNSでの有名なスポットから、地元の人からこっそりと口伝(くちづたえ)で教えてもらった場所まで。

お世話になっている美容師さんが京都とハイブランドの関係性の話をしてくれて、すごく京都に興味を持ったりして。

ブランディングに関わっている身として、なぜ、京都がブランドとして確立しているのか?というものを知りたいというのもあった。

ご縁をいただく京都の企業の方とお話しをしていると、本当に知らない視点、新しい感性をいつも教えていただく。

本当にいろんな場所に足を運んだ1年だった。


*


結論として、自分にはまだ知らない感性がある、そんなことが突きつけられた1年だった気がする。

数百年の歴史があるお寺に足を運んでも、自分にはそれを観るための視点をそもそも持ち合わせていない。

もちろん、直感的に、すご!また絶対いく!となった場所もある。

ただ、知らないからこそ、そこにはどんな歴史があったんだろう、と、新しい出会いに巡り逢うたびに知っていく。


最近は、わかりやすいことが良しとされている印象がある。

ついつい、SNSの世界だと、直感的な反応や衝動の渦に飲み込まれてしまうけど。

わかりやすいものや、すぐに変わる流行を一所懸命追いかけるんじゃなくて、じっくり、年月をかけて、育まれるはずである、感性を自分の血肉に変えていけるようになりたい。

そんなことを思った1年だった。

今の自分の感性や知性が育ち、自分の世界を見る色眼鏡が変わったとしたら、私にはどのように京都が映るのだろう。

すぐに変わる感性もあるだろうし、10年後に見える世界も全く違うのかしら。

そんなことが気になる最近。

1年が経ったな、と考えていた頃に、友人から『次はどこにいくの?』とメッセージが来た。

たとえ場所を移したとしても、自分の器を成長させ続ける自分でありたいな、と感じた最近でした。



P.S.

最後に京都に来て感じたこと、変わったことをお写真と一緒につらつらと。


京都に来てできるようになったことの一つに、『パケ買い』というものがある。『これって私に似合うかな?』よりも、『直感的』と自分の感性を信じることを少しずつ養われている気がする。

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好きな空間を家の中で増やしていくのも、この1年で培われてきたこと。それまでは、何かと我慢していたみたい。

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まさかのヨーロッパな感性もあって、ダンブラウン作品を読んだ直後に即効足を運んだ。逆にヨーロッパ行きたい欲求が爆発した。

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京都はふと空を見上げるとすごく綺麗で、色が鮮やか。横浜のときもそうだったかもしれないけど、私が空を見上げる余裕ができたのは、引っ越してきてから。

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散歩が楽しい街並みなんだよな。

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どこで撮影したのか、忘れちゃったけど。ライトアップにたくさん足を運んでみて、夜の静けさの中で自分がふと立ちもどれる感じがすごく良かった。京都のこういった、寺社仏閣系は自分に立ちもどれる感覚がある。

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龍安寺。今まで足を運んだ場所の中で、直感的に好きで、すごく印象に残ってる。誰が何のために作ったのか、わからないという話も、私の考察ヲタクマインドをくすぐってくれる場所。

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どの京都旅行本にも載っている喫茶ゾウ。店員さんの対応が神対応で、私は結構印象に残ってる。(もちろん、美味しいのが大前提で。)

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いろいろ決意した、新年一発目の八坂神社への参拝。もみじの葉っぱが落ちてるのね。

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いつも、この景色を撮ってしまうミーハー。

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京都のアートで溢れているホテル、node hotel。たったの1泊2日だったけど、自分の何かがボロボロと気づかされるような感じで、五感の与える影響の大きさを実感した日。

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ずっと大好きだった、hellbent lab。アトリエ兼ショップに行って来て、至福の時間だった。

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デザートを食べにいくということも、京都にきてからできたみたい。アフタヌーンティってなんだか(笑)と揶揄してましたが。←美味しいなら美味しいでいいじゃんね。と、素直にさせてくれた気がする。

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夏に仕事ついでに撮ってもらった写真。なんだか、もう別人みたい。

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老舗のイノダコーヒーにも足を運んだ。人が吸引される場所っていう感じがしたな。(語彙力)

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友人が遊びにくるたびに足を運んでる伏見稲荷神社。やっぱりみんな行きたいスポットなのね。私もたまにいくの好き。

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まさかのいい感じの仕事場も見つけた。

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