コトのはじまり:ゲーム編

 筆者が物心ついた頃には、既にゲーム機というおもちゃが存在していました。そこにあったのは任天堂のファミコンとディスクシステム。マリオブラザーズやピンボール、ポパイ、ファミコングランプリF-1レースなど、知る人ぞ知るテレビゲームたち。その中でも特に遊んだ記憶があるF-1レースは真上視点のレースゲームであり、ステアリング操作にクセがあるシステムで、当時の幼児(筆者)には難しかった記憶があります。まともに走行できず、いわゆるランオフエリア、1面は芝生のような見た目で、傍で見ている親が「芝刈りレース」と呼んでいた記憶があります。

 小学生になる頃にはスーパーファミコンを買ってもらい、同級生とスーパーマリオカートやストリートファイター2、スーパーボンバーマンなどでよく遊んだものです。子どもたちが集って遊ぶゲームは主に同時プレイできるものが多いと思いますが、ドラクエなどの1人用RPGを好んで遊ぶ他の家庭では、それを皆で観るという”観るゲーム”もありました。こういう話を成年後に同世代と話すと大抵、同じ環境で過ごした人が何人かいるものです。

 さて、初めて遊んだゲームがディスクシステムのレースゲームである筆者は、学生時代にF-ZEROX(エフゼロエックス)と出会うことになります。初代F-ZEROはスーパーファミコンのロンチタイトルでもあり、当時は他人の家でしか遊んだことがなく、よくミスすることから難しいゲームという認識でした。2作目(サテラビューのF-ZERO2をカウントするなら3作目)であるF-ZEROXは、初代こそ取説のマンガでしか拝めなかった参戦パイロットの存在をじっくり全身拝むことができるのです。アメコミ風キャラクターと印象的なBGM、ライバルマシンは破壊して順位を上げるという斬新なシステムから筆者はF-ZEROの世界に魅入られたのです。

 F-ZEROシリーズはこの後も様々な任天堂ハードで発売されましたが、ここ十数年新作が出ていません。筆者は特にF-ZEROシリーズに思い入れがあるため、その他のF-ZEROっぽいゲームも遊んだこともあります。これは別記事でお話するとして、この記事ではゲームと筆者の交わりについて、そしてF-ZERO最新作の情報を心待ちにしているゲーマーの1人として自己紹介させていただきました。

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