見出し画像

深紅の摩天楼と動物園③

アルバイト達との面談は非常にエキサイティングだった。半数以上がまとめに社会人になれていないフリーターで向上心も業務遂行能力もなかった。文字は読めるが文章は読めない。というギリギリ人間が大多数である。どうやったらこんな奴らばかり集めるんだと絶句したが、やはりマサの仕業だ。奴が面接すると人間未満が送り込まれる→仕事はある意味楽なので辞めないが、とんでもなくミスが多い・・・ということだった。
そう、すべての原因はマサにあるわけである。入社初日にそれを悟った私は、とにかく奴の影響を排除する事にした。結果、非常に我々の仲は拗れるのだが、それは別の話である。

さて、ここからは特にやばいアルバイト達を紹介したい

まずは地獄の傀儡師 パペット・マペットである。
これか西洋人形作りが趣味と言うなんとも言えない女2人組である。
この二人は非常なまでに格差社会を実感させてくれる。パペットは世田谷区の実家に住み、まったく働く必要はないが社会との繋がりを持つためにバイトしている20代後半の女、マペットは10年以上は着ていそうなボロボロの服をまとい、クーラーがない家で親子3人で住む30代前半の女・・・通常な絶対に交わらない人生が交差して、仲良くバイト先で足をひっぱるは社員に盾突いて職場環境を乱すわで危険因子だったが、最後はマペットがパペットに恋をするも降られてギクシャクしているうちにマペットのメンヘラ爆発による退職なった。

これだけでもお腹いっぱいの情報量だと思うが、次回からもバイト達の狂った生態を書き記していく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?