谷崎潤一郎
いわゆる文豪が好き
いわゆる、有名な文豪と言われる方たちの小説が好き
夏目漱石、川端康成、三島由紀夫。
宮沢賢治、安部公房、中島敦、内田百閒。
最近の方なら獅子文六。
ときて、江國香織や村上春樹も。
(敬称略)
で、お題の感想文は
『細雪 上・中・下』 谷崎潤一郎
ひとことで言うと、「ものすごく面白かった」
まず、筆者のとにかく女が好き!女という生き物を心から愛する!という気持ちが溢れているところ(主観です)
姉妹の性格や境遇、個性を書き分け、さらにそれを取り巻くどうしようもない男たちを絡めることで女の持つありとあらゆる性質を際立たせ、したたかさやいけずささえも愛おしいと思わせていく(気がするのです)
ざっくりいうと、行き遅れの三女の婚活大作戦並びにじゃじゃ馬末娘のドタバタ嫁入り物語である
お見合いやら、生活の中のちょっとした細かい(すごいのもある)エピソードが笑えるし、そのたびに次女とその旦那さまが大いに揺さぶられ、落胆し、励まし合うラブラブっぷりを大筋に、夢中で読んでしまった
知り合いにすすめたら「テレビでやってた『平成細雪』とおんなじ〜??」との答え
テレビ化も、映画化も、漫画化も大いに良かろうとは思いますし私も好きなものもたくさんありますが、読書っていいものですよね
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