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勘違いかもしれないけれど

もしかしてだけど~もしかしてだけど~


朝、会社に向かう時間、いわゆる通勤時間に思う

私が素敵だなと思う男性は、子どもを乗せるシートのついている自転車に乗り、お弁当が入っているらしい小さなトートバッグを携えていることが多いように感じる

ものすごい数の自転車と歩行者とが入り乱れる中で、しかも私の通勤時間なんて3〜4分なので男前ばかり目で追っているからこんな事を思うのかしら

勘違いかもしれないけれど、その素敵な男性を目で追うはしたない女の視線から守るため、妻が可愛らしいトートバッグをもたせ子ども乗せシート装着の自転車を使用させているのではないかしらと考える

自ら作ったお弁当を持ち、自ら志願して子どもの送り迎えをしているのかもしれないのだから、勘違いですね、きっと


続いても、いつにも増してとてもくだらない話

先週、先々週と土曜日のお昼間にテレビで『海底47m』という“パニックホラー”なる映画が放送されていた

一作目は知らずに見始めたら怖いもの見たさで消せなくなり、掃除や洗濯をしながらベランダも開放し、玄関・台所・お風呂場・部屋を行きつ戻りつ見ていたのだがいよいよクライマックスともいえるシーン(多分)で、無認可サメ見物のケージごと海底に沈んだ姉妹がエアーもギリギリ、ケガをして流血しほぼ生贄という極限状態でサメに襲われるというパニック状態

怖いので逃げるように洗剤をシュシュっと散布しておいたお風呂場に戻り掃除をしていると、部屋にいるときより女性の叫び声が大きく聞こえる

ううっ、ああっ、と大きい声で泣きわめく声だけが耳に入ってくる

音、大きいかな、と思って慌てて水を流して部屋に戻ったそのとき

勘違いかもしれないけれど、お隣のベランダの戸がガラッと開き少し間があったかと思うとピシャっと閉まる音がした気がした

普段は生活音も開け締めの音も静かなのに

そっとベランダに出ると、部屋にいるときよりサメから逃げる女性の泣き声とか叫び声とか、そんな声ばかりがやたらと目立って聞こえる

映像を見てなかったら女性の泣きわめくような声しか、ベランダには聞こえない

その時、前のマンションでひとり暮らしをし始めたばかりの頃、壁の薄いマンションのお隣の部屋から聴こえる素晴らしく性能の良いらしいスピーカーから聴こえる”音“に嫌気が差していたときのことを思い出す

日中から夜遅くまで大音量ではないものの、スピーカ―の向きの関係なのか私の部屋にも良い音でクラシックやジャズが聴こえていた

何度か部屋を出入りするタイミングで見かけた、温水洋一によく似たその男性の部屋からは不思議なほどに生活音は聞こえなかったが、音楽が止むと同時に毎晩と言って良いほど”女性の声“が聞こえてきた

おそらくクラシックやジャズを聴いているのと同じ、おそろしく性能の良いらしいスピーカーから

引っ越しのご挨拶こそしていないが、会釈や軽い挨拶は交わしているので壁を叩いたりといったアピールは怖い気がして出来なかった

友人に恥を忍んで相談するも、彼は『どんな内容か』に興味を持ち、さらには『反応したらあかん、それを楽しむ人かもしれへんで』とか言いだす

まじで嫌なんですけどぉ

意を決して管理会社に『少しお隣の音楽の音量が気になるのですが』と電話したら『ああ、もうすぐ、再来週には引っ越されますけど、ちょっと言っておきましょうか?』と言われたので『じゃー良いですー』と引き下がり、その“声”が聞こえ始めると音を紛らわせるべく浴槽にシャワーでお湯を溜める

お隣の部屋から一番遠いお風呂なら音は届かないしこちらも水音やなんかで気にならない

私だって宵っぱりだし音楽は聴くしテレビも見るし、よく笑うが時間によって音の配慮はしているつもりである

クラシックやジャズ聴くのも、アダルトビデオでも(見たことないししらんけどそうなんやろうなー)何でも好きに見ればいいけど、音量とかもうちょっと気使ってくれへんかな、って思いつつその人が引っ越すのを指折り数えて待っていた

勘違いかもしれないけれどベランダをピシャっと閉めたであろう顔も見たことのないお隣の女性(多分、たまに咳や話し声が聞こえるときがある)も『何なん?!あの声?!』と不快な思いをしたのかもしれない

時間や内容に関わらず、集合住宅における音への配慮は必要である

パニックホラーとかやらんと、予習用に『猿の惑星』やってくれへんかなー

↑ 勘違いかもしれないけれど、上の階からは象やキリン飼ってるの?部屋の高いところから落ちている滝があるの?ジムのようなマシンがあるの?浴槽ではイルカを洗っているの?24時間交代制なの?というようなすごい音がずっとしている

むしろちょっと慣れてきてるのがいやんなっちゃう
っていう顔
LINEのスタンプを見ながら落書きするのがスキです







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