クセがつよい
鏡では見えないクセに歩くとその弾力からはっきり存在感を感じるほどにひどい寝グセがついている日に思う
髪が短いので朝はヘアオイルで整えるだけ
容器の中に美しい女性の絵が描いてあるヘアオイルをここ何年も愛用中
伸びが良いので持ちもいい
一応合わせ鏡をして後ろも確認するけれどたまに、玄関で靴を履いた時、風が強い日、はたまた会社の掃除をしているときなど動いた拍子に向きが変わるのか寝ていた寝グセがピョコンと起き上がってくるらしく、朝の挨拶をすると
『わっ、エッちゃんみたいやで、今日も』
と言われる時がある
その時は『あー、わざとです』と答える
石ノ森章太郎先生の漫画
画像を見て描いた
初めて言われた時は『えっちゃん？？？』だったが、7歳年上の同僚が子どもの頃見ていたアニメらしい
忍者の末裔の女の子と犬にされた弟が人間の家で暮らし小学校に通うというお話らしい
誰かをじっと見つめ、何か（毒とか、毒とか、毒を）言いたげにしているとき口がモゾモゾ動きそうなのを我慢して口を結んでいる時も、目鼻立ちとかいう顔のつくりとかではなくて、何か雰囲気が似ているらしい
強めの目と動きそうな口
画像検索するとエッちゃんは妙に色の黒い女の子なので余計にそう思うのかもしれないけど、こんなに可愛いならまあええか
全く似てないけれど
何にせよ、鏡を覗いても目視で見つからなかった上に家を出たあとに起き上がるものだから仕方がない
起き上がった寝グセはどんどん存在感を示しだし陽が当たると“みょん”と影に映し出され、歩く振動に合わせて頭の後ろに確かな弾力を感じる時もある
昨日の朝、近所に出来たお洒落なコーヒー屋さんでルンルンと”アイスコーヒー“とお弁当のあとのデザートにと”胡桃のマフィン“を購入してコーヒー片手に出社し、ロッカーの鏡を見ると頭の横から“みょん“と寝グセが顔を出していた
うそやん
そもそも毎日作って持ってきている水出しコーヒーもあるのにふらりと吸い込まれ『氷抜きってできますか』と言うも戸惑う女の子に『良いです良いです大丈夫〜〜』と言って気まずさ逃れのためマフィンの種類説明してもらってちょっと高いなと思いながら、せっかく来たんやし美味しそうやし、良いか！と調子に乗ってご機嫌で買っちゃったりしている間、この寝グセ見えてたんかな？と思うと悲しいな
早めに家を出たのに寝グセがすごい44歳、お洒落なコーヒースタンドにて、悲しいな
口に入った瞬間は酸味を強く感じる
後味はキャラメルのような香ばしさと甘さがあり美味しい
マフィンは袋の中で引っくり返っていたので写真なし
コーヒー&マフィン￥1,050
私にしては贅沢しちゃったな！
烏丸三条を西に行った室町通り手前の南側のマンションの１階の少し奥まったところに最近オープンしたお店で、イートインも少し、表のスペースにもテーブルが出ている時がある『ASTARTE』というお店
烏丸三条の角にはスターバックスコーヒー、このお店の西2軒隣はホリーズカフェがあるし、何ならセブン-イレブンで挽きたてのコーヒーも購入できる
よりどりコーヒーみどりコーヒーですね
個人的には寝グセがついたまま外に出かける人に対してだらしがないとか言う印象より只者ではない感じを抱いてしまう
羽生善治と亀井静香のように、あの大胆な寝グセを気にせず注目される局面に堂々と出てくるというのは『こんな事くらい大したことではなくもっと大事なことがある』と言っているかのような『寝グセこそ大物の証』くらい説得力さえ感じ寝グセがすごい人は優秀だったり大物感が半端ないな（主観です）と思っているが、優秀で大物だと思っている人だからそう思うのかしらん
知事として初登庁したときの小池百合子都知事の寝グセもびっくりした
記念すべき日にあの寝グセ（に見えたけど、ちゃんとしたヘアセットなんだったら申し訳ありません）
次はどうなるのかしら？
ここ中京区も7月7日に向けて演説カーが走り回っている
何にしても大物でもない普通の私よ、もう少し早く起きて身だしなみ隈なくチェックしよ
『ねごと』も可愛いけど、今日は『ねぐせ。』を
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