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6月6日 『梅の日』からの『雷』

雷さまの恩恵と脅威

室町時代の1545年の4月17日(新暦の今日6月6日)雨降りが続き日照りに悩まされ、不作や田植えもできない危機的状況のなか、神さまのお告げで後奈良天皇が賀茂神社に梅を捧げると雷が鳴り響き雨が降り出した

その恵みの雨を梅の雨─「梅雨」と呼んで梅に感謝することになったことからそう言われ、現在でも6日には紀州の梅が献上される

賀茂神社というのは賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)─上賀茂神社のことで祀られているのは賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)という雷神様のお一人

雷さまは大いなる恵み


梅といえば梅干し、梅干しといえば白米

雷といえば稲妻は『稲の夫(つま)』という意味で、電光が稲に当たると稲が妊娠して子を孕むとされ、昔は雷は稲を妊娠させる力があると考えられた

雷が稲を妊娠させる。。。
神秘的なようで、ちょっと艶めかしい

雷光により稲がお米の赤ちゃんを宿し、秋には美味しいお米をいただけるいうことね

農家さんのご尽力でももちろんありますし、本当にお米って美味しいありがたい食べ物

また脱線するが、コシヒカリが大好きで、なぜあんなに美味しいかというのを調べたことがあるが(インターネット検索程度ですけれども)これも涙ぐましい努力によるものであると知り大変感動した

またの機会に書こう

いらんかな

『稲夫(いなつま)』と呼んでいたが、江戸時代に『稲妻』と誤用された事から『稲の奥さま』みたいに思われるがお供・相方・相棒みたいなものだろうか

お刺身に副えられる大根の『つま』も同様

こちらも雷の恩恵がうかがえる

残念ながら、ありがたいだけの雷ではなく時として人の命を奪ったり火災を引き起こしたり、停電したり大きな脅威でもある

2012年の夏、大阪の長居公園で行われたライブの途中に木の近くにいた方が落雷で亡くなられており、これは私も相当衝撃を受けた

同じ日に舞洲で行われたサマー・ソニック大阪に参戦中、突然のヒョウが降り出したかと思うと大雨が降り雷がすごい勢いで鳴り響いたのだ

となりの会場への誘導も虚しく、パニック状態で皆同じ方向へ向かうので身動きが取れなくなり事もあろうに途中のテントの中になだれ込んでしまった

雨がやむまでと、軽い気持ちで入ったがどんどん入ってくる人の中に埋もれ背負っているリュックも持っていかれそうになるほどのすし詰め状態となってしまった

金属のパイプで組み立てられたそのテントに落雷していたら、と思うとゾッとする

帰宅して見た、そのニュースに他人事ではないよう気がしてとてもショックを受けたのだった

恩恵も受けるが脅威も与えるし、あの音や光で何となく強い激しさを感じてしまう

占い(確か、易とか?)を熱心に勉強している人があり『練習がてら診てあげる』と言われ人生におけるパワーバランスの“表”みたいなものを頂いた

色々説明を受けたのち『あなたの先天的な相(気質とか性質?)に『雷天大壮』というのが出たんやけど、ものすごく激しい強い気性があるので時に、それを自覚しておくことが大事』みたいなことを言われた

占いとかそういった事がすべて当てはまるとかそれに従って右も左も決めようなどとは全く思わないし、あくまでも統計学的な考え方として受け入れ、取り入れる

しかし自分の中にこみ上げてくるパワーとか激しさとか抑えきれないものを抱えている自覚はとても強くあった私は、『そうでしょそうでしょ、持って生まれたものなら仕方がないのよ』という一つの考えに弱々しくすがることにする

こういう激しさを隠し持つ(いやバレてるて)私は深く人と関わることを避けがちなのに、ごくたまにふらりと揺れ動き牙を剥き爪を立ててしまう

ああ、間もなく来る梅雨のような心模様になってきてしまった

ジメジメ

もう少しだけ私の中の雷さまには大人しくしておいてもらわなければいけないし、雷除けのご利益もある上賀茂神社に久しぶりに行ってみよう

大好きなベーグル屋さんに行って胡桃のベーグルも買おう

元気出てきた!や、これ以上出なくて良い!


顔デカ雷神様
槇原敬之『雷が鳴る前に』
アリス『冬の稲妻』
どっちも切なくていやんなっちゃう





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