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バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰(6月16日まで)
京都 龍谷ミュージアム
♬何処かにある ユートピア
♬愛の国 ガンダーラ
今目に浮かんだのは夏目雅子&堺正章ですか?
それとも香取慎吾&深津絵里ですか?
ガンダーラは現代のパキスタン北部の町ペシャーワルを中心とした地域を指す古い地名
久しぶりに乗った地下鉄の車内の広告を見て気になったので行ってきた
美術館や展覧会の情報をマメにチェックしたり勉強してから行くほどではないけれど見てみたいと思ったら足を運ぶ
つい後回しにしがちだけれども、心動かし、感じるために動こう
全然できてないけれど、気の向くままに行きたい
駐輪場がないと知り、急いで新町を南へてくてく
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天の川のような雲
もうすぐ大きな船やら並ぶ
大船鉾に、船鉾で新町通りはもはや川
急げ!
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ヤノベケンジ SHIP'S CAT(シップス・キャット)》
大阪中之島美術館にもありますよ
五条まで出たら西へすすみ、堀川の一本東の油小路を南へすすむ
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デュシタニホテル 西側
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ここは植柳小学校跡
正面通りを西へ
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お数珠・法衣・お香店など並ぶ門前町
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堀川に出てすぐ南、龍谷ミュージアムに到着
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ミュージアム1階は前田珈琲←どこにでもある!
チケットを購入し、二階へ
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いざ!
展示物の撮影は禁止
龍谷大学の授業の一環なのか、メモをとりつつ友人同士で回る若い人だらけ
この展覧会では、2001年タリバンによって破壊されたバーミヤン大仏や遺跡の壁画などから仏像・仏画など太陽神と弥勒信仰にまつわる様々を展示している
宗教的な事は何となく説明を読みながら座り方・動物・手の組み方などフムフムと見ながら進む
いつもながらの”56億7千万年後菩薩が仏となり全てを救う”も検証に重要なパワーワード
二階の展示で1番私が惹かれたものは1960〜70年代に書き記された研究者の宮治昭の研究ノートである
小さな文字で細々と書き連ねたその状態や様子と、それの描き起こし画
無惨にも破壊されてしまって姿・形を変えてしまった・なくしてしまった壁画や大仏などの遺跡の在りし日の姿をこういった研究者の残したものから考察し現代の技術で修復されたり復元されたりした苦難や苦労の結晶を我々は今、目にすることが出来ている
こういった展覧会では命からがらの状態の中、またはお金をたくさんかけて、当時の人々がこれまで大切に守ってきた『もの』とその『こころ』の両方に強く思いを馳せることになる
子どもの頃は退屈だったこういった展覧会での鑑賞というのはやはり大事なのかなと今は思う
知識がなくても美しいものに素直に心を打たれたり、変なの〜って思ったり、大きなものや小さなものそのものの実際の姿・形を自分の目で見て実感がわくその時の心の動き
今の技術を持ってしてもおそらく創る事の出来ない『宝物』を破壊してしまう戦争がもたらす虚しさ、それを創るまでにどれだけの人─それは建築とか建設という今に伝えるべき技術の継承の面においても、奴隷や権力により使われた人たちの存在を認識すること─が関わってきたかを考えることになるから
自然現象など有限のものだからこそありがたいというものもあるが、戦争や拓本のとりすぎという人間の欲望で破壊したり摩耗したものは人間によって保護したり修復する責任みたいなものもあるのかなと感じた
二階の順路の最後にはこんな場所が!
この回廊壁画の復元は写真撮影可能、ブログやSNS掲載可能とあらば撮るでしょ!載せるでしょ!
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15面の所を9面にしたり、展示の見やすさなどを考慮して床幅は1.2mのところ1.5mとなっている
回廊を出てすぐのところにプロジェクターで簡単な説明がありそれを見ると確認のためもう一度通りたくなる
三階は主にアジアに広がる弥勒信仰の展示なので中国や日本で所蔵される画や像の展示が中心で、中国の龍門や日本の、しかも笠置町の磨崖仏なども紹介されていた
険しい山の斜面に仏像や石碑を彫ったり荒い岩や石からモアイ像を切り出したり篤い信仰の先には危険を伴う命を投げ出すような労力によって造られたその象徴のようなものが多くありスケールの大きさや計算し尽くされた構造にも驚かされる
見ている途中でシアター上映のアナウンスがあったのでよくわからないけど鑑賞しに席につく
ドローンで撮影されたバーミヤン遺跡の映像を解説とともに観る10分ほどのものだが迫力ある映像に圧倒される
タイミングよく見ることができて良かった!
シアター鑑賞後は閉館ギリギリまで楽しんだ
宗教や美術に詳しくない私でも足を運んでみて良かったと思える展覧会だった
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こういう建物多いな
七条通りまで出て京都駅あたりまで行こうか迷ったけど西洞院を北へ
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西洞院通
陽が落ち着いて風もあり、行きよりも気持ちが良いなとフラフラ歩いておうちへ帰る
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なんか綺麗
この展覧会は巡回展で2024年9月14日から11月12日まで東京会場(三井記念美術館)でも開催予定ですよ
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