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暑さの恩恵

夏が好き、暑いの平気と言っているけどさすがに暑すぎると感じるが汗をかくのが好きだし、身軽に動きやすくてやっぱり夏が好きだと感じる

土曜日は買い物以外はずっと家にこもって制作していたので、夜は柔道(48kg級女子、60kg級男子)見ながらステッパーや足踏み昇降をするが、汗びっしょり

汗かけば体に良いってわけではないけれどわかりやすく爽快!

汗のおかげで、普段から年中通して乳液やクリームはつけないが、この時期は特に肌の調子も良い(気がする)

農作物の管理など大変だろうと思うし、水分の多い果物や野菜は駄目になったりという被害もあるし、熱中症になる人も多いようなのであまりお気楽なことばかり言っていてはいけないが、個人的にはそんなに悪いことばかりでもない

掛ふとんとシーツを洗ったら1時間ほどで乾いてしまったので他の洗濯物を干すスペースがすぐに広がる

家事が捗るって本当に嬉しい

夜寝るときはエアコンをかけるが台所や廊下は相変わらず気温が高い

しかも玄米を炊飯器に入れたままなので熱を発している

(炊いて3日間は1日1回かき混ぜ、それ以降は5日間ほどで食べきるというふうなので台所エリアの熱気がすごい)

金曜の夜、暑くてビールが美味しいな、とキャベツときゅうりを塩でもんでお酢と胡麻油で和えたものをムシャムシャ食べながら、この暑さなら”あれ”があっという間に出来るな、と思い浮かんだので飲んだあと早速取りかかる

ザワークラウトを作るのだ

乳酸発酵させた塩漬けキャベツ

フランス語ならシュークルート、ドイツ語ならザワークラウトと言い、ソーセージや豚肉料理の付け合せなどにマスタードとともに副えられる酸っぱくてクタッとしたキャベツ

加熱したキャベツをお酢で和えているのだと思っていたので、お酢は使わず発酵の酸味だけ(お酢やお砂糖を入れるレシピもあるが)と知り驚いたが、すぐきやしば漬け・野沢菜漬け・ぬか漬けなどのお漬物も同じ

以前は洗って仕込んでいたが、キャベツの表面には乳酸菌が付着しており塩で漬けて発酵させると乳酸菌が増えるとのことで、1枚ずつ汚れや虫がいないか見ながらちぎって準備する

手を洗い、大きめの保存袋を用意しキャベツをいそいそと手でちぎりながら詰めていく

途中お塩をパラパラ振り入れつつ詰め詰め

小さいキャベツなので1個剥いてしまった

ジップを閉じてシャカシャカ振り回ししんなりしたら空気を抜いて保険(万が一保存袋が破れたり漏れたりした時の)のビニール袋に入れる

これが金曜日の夜にほろ酔いでした仕込みで、10分もかからない

千切りにしたり昆布や鷹の爪、熱湯消毒した瓶などのいれるならもう少し手間がかかるが、何年もこのやり方で作る

晩秋から冬にかけては白菜で辣白菜(ラーパーツァイ)を同じやり方で作る

かなりの水分が出てくるので向きを変えたりして空気を抜く

雑菌が入らないように、ジップ部分をキッチンペーパーなどで拭いたりと気をつけつつ、放置

私が睡眠をとっている間、制作している間、放ったらかしている間に気温と手を取り合い美味しくなってくれるデキる子(キャベツ)

土曜日の朝

冬のキャベツよりも葉が柔らかいこともあり一夜で他の季節の3〜4日後の状態とほぼ同じ姿になる

この保存袋(大)にギュウギュウに詰まっていたキャベツが3分の1ほどの量になる

水分が白濁し酸っぱい香りになってきたら食べ頃で、日毎に塩気が柔らかくなり酸味も増し好みになってくる

樽出しのシードルというのを飲んだことがあるが、このザワークラウトやぬか漬けっぽい酸味がして美味しかった

どこで飲んだんやっけな〜

土曜日の夜
1日でほぼ完成している

この水分も塩気のあるお酢みたいにごま油やオリーブオイル、胡麻やスパイスを加えて、大根やカブ、玉ねぎのスライスやキャベツ(ダブルで!)を和えたりするのに使う

ぬか床にも少し入れる

温度が低い時はなかなか発酵が進まないが暑さのおかげであっという間に出来上がり

日曜日の昼
ブクブクブク活発に発酵中
もう少し発酵させて今夜は冷蔵庫へ入れよかな

引き続き熱中症に気をつけたり、頑張ったり、こうして美味しいものを仕込んだり

暑い夏を楽しみたいものでございます

金曜日の夕方の南の空
泡立ってるみたい
東の空
ぬいぐるみのようだ

さ、もう少し頑張ろっ



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