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君に夢中

今、胡麻油に夢中


食べ物のことばっかり書いてるなあ

と思いつつ『生きてるんだから』と書き書き

『素敵!食べるって生きることだもんね』っていう、生姜焼き食べに入ったのにお肉の特売日がなくなったからロールキャベツしかなかった夜はメロン丸ごと(半分にカットして注ぎ入れる)のブランデー出したりするバーで昼は定食出してる銀座のお店で、ロールキャベツが意外にもご飯に合うのでご飯のおかわりお願いしたときママがゴローに言うシーンを思いながら

あ、『孤独のグルメ』の話です

ゴロー(井之頭五郎)=松重豊
ママ=室井滋

母は専業主婦で、お料理教室に参加したりお友だちの家でセミプロみたいな方にお菓子やお料理習ったりしていたぐらいお料理が好き

と言いたいところだか、セレブのそれではなくて大阪ガス主催のに人数合わせで、とかお友だちの教室の賑やかし程度にお付き合いで行っていたきらいがあり習ってきたものも1度は作るがリピートするものは少なくお料理に関しては保守的な印象だった

季節のお決まりや、お節料理、保存食(佃煮やお漬物)は丁寧に作ってくれたが実家を出るまで食べたことのないものも沢山あった

父は割と新しいもの好きで皮蛋やアボカド、搾菜などを会社帰りに”うめだ阪急“で買って来たりした事もあったが、新しい味の記憶よりあからさまに困惑顔でその扱う手つきから嫌悪感が感じ取られ気分を害した父の激怒する光景のほうが記憶にある

やな記憶

母はニラやにんにくが大嫌いでキムチは大学生になって初めて食べたし、蟹すき・すき焼き・牡蠣(味噌)鍋・水炊き以外にたくさんの種類のお鍋があることも知らなかった

そして、調味料ひとつ、薬味ひとつ欠けてもその料理はもう作れないというアレンジや応用の効かないタイプの人だったが不思議なくらい家には料理の本がたくさんあった

小林カツ代や栗原はるみ、他にもNHKのテキストや料理教室の冊子、新聞の切り抜きなど色々あり食べたことのない見たことのないお料理の写真や作り方を“愛読”し”熟読“していた

私の今の食生活に大きく影響を及ぼしているのが栗原はるみ『ごちそうさまが聞きたくて』と、丸山光代『私の健康料理』という本で、何度も何度も読んだ

栗原はるみの野菜のシンプルな調理法やお酢や柑橘といった酸味多めに塩味の合わせ方、沢山の薬味・ハーブ・スパイス・胡麻の活用、油の使い方─当時火を入れずにオリーブオイルや胡麻油を仕上げに加えたり、熱した胡麻油とお塩だけで春菊や白髪ねぎ、ニラやキャベツを和えるといった食べ方─はとても新鮮だった

丸山光代という人は桜沢如一の考え(マクロビオティック?)を基本として日本の気候や季節のものに合わせた、動物性のものやお砂糖を使わない調理法─あまり作らないが煮物の時切り干し大根を入れて甘味を足したり、おからや白和えにサツマイモや南瓜を加えたり、甘酒を使ったり植物性の油でコクを出す─は食事以外で甘いものを好む私にとってはとても重宝する調理法で何より美味しくて一人暮らしを始めてからはこうして作っている


お砂糖は悪だとか、動物性食品は摂らないとか闇雲にネガティブキャンペーンをしているのではない

“よく食べる”らしいのでどうしても何でも摂りすぎてしまう事を気にしているという事と、不調を感じたとき実験的に、体感を持って控えたり付き合い方を変えて体調が良くなったりした事から少しだけ気にしている私にとって美味しくて不安を招きにくいという事は大事な事だということ

中国人の整体師の方に甘いものを欲するとき骨盤と連動してこめかみが締まってしまったり凝り固まり腰痛や肩こりを引き起こす事があるけれど、甘味を摂ることで緩むから欲しているので食べたければ食べてくださいねと言われたことがある

女性は特にひとつきとか言う周期の中で開閉を繰り返す骨盤の動きは重要で、『かわいい』『かっこいい』『守りたいほど愛らしい』ものを見たり触れたりすると骨盤が緩み血流が良くなったり流れが良くなったり体温が上がったり良いこと尽くめなのだとも言っていた

弁解と甘い言い訳を添えておく

お料理にお砂糖を使わずデザートは別で食べるなんてフランス人みたいでしょ(知らんけど)

こんな経緯(どんなよ)からオリーブオイルと胡麻油というのは重宝しているが、ここのところ胡麻油に夢中

キュウリ、春菊、ルッコラ(オリーブオイルも良いけど、胡麻の香りがするので合う!)、キャベツ、ケール、ニンジン、蕪とあげればきりがないけれど胡麻油とお塩、お味噌、お酢と合わせてもう最高

美味しいお塩 お味噌もこのシリーズ
岩井の胡麻油 九鬼のもよく買うが今回はこれ
しつこいけどバルサミコ酢(これは白)

オリーブオイルはピリッと刺激のある、苦味さえ感じるようなものがスキ

夏野菜がさらに美味しくなる気がする、個人的に偏愛調味料のお話でした






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