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『やらせる』のではなく『やりたい』と思ってもらえるように

「牟田さんは何も交渉してこないからラクですね。」と言われたことがあります。どの業界でもメーカーさんや取引業者さんからの接待は付き物かと思います。飲食業界でもそれはあるのですが、言われた通り、僕は交渉をしません。

言わないと損?

もちろん最低限の交渉はしますが、無理強いをしないと言う意味です。むかし、ある集まりに参加した時にメーカーさん達にめちゃくちゃ「あれして。」「これもお願い。」と言っている皆さんを見て、「あ、こんなに言うんだな」と思った事があります。その中のお一人に、「結構みなさんムチャクチャ言うんですね。」と尋ねると、「え? 言わないと損じゃん。言わないと何もしてくれんけど、言ったらどんどんしてくれるよ。」と言う回答でした。

『やってあげたくなる』関係を築くが大事

これは別にその交渉を悪いと思っているという話ではありません。経営者として大事な仕事だと思います。でも僕にはそのやり方は性に合わないな、と思っているだけです。確かに言わなかったら目先は損しているかもしれません。でも、最後は『人対人』なので。『言われたからやる』関係より、『好きだからどうにかしてあげたい』と思ってもらえる関係を築く事が大事なのでは、と思っています。

アメでもムチでもなく、それぞれの意思で動く事が大事

そういう意味では損しているとは思っていません。長期的に見てとても皆様から本当に助けてもらっている自信があります。(多分……。)
スタッフさんなんかに対しても同じですね。怒って走らせるのは嫌です。かと言ってアメで釣るのも嫌です。怒られるからとか、ご褒美のためだけに走るのは、非効率だし、本当に良いパフォーマンスは生まれないと思っています。
走りたくなるような仕組みを作る事、それぞれが自走した結果、みんなが助け合えている、という関係で繋がっている事が大事だと思っています。

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