『スマホ脳』読書記録#8
・毎朝起きたら、スマホでSNSのアクセス数やいいね数を確認してしまう
・YouTubeの動画を見続けてしまう
・Googleでおすすめされた記事を見続けてしまう
上記はここ最近の私の悩みです…
スマホを使っているときは夢中ですが、後から振り返るとただ時間を浪費している感覚があります。
そんな中こちらの本を読みました。
気づきや感想を書いております。
人類は大昔から変わっていない
本書は1万個の点が描かれたページから始まります。
それらを人類の誕生~現在までとすると、わたしたちにとって当たり前のことが人類史にとってはいかに稀であるかを理解できます。
では、私たちの祖先の大半はどのような世界を生きてきたのでしょうか?
本書では以下のように述べられています。
当時は今とはまったく異なる環境で、死が隣合わせの世界。
人類はそちらの環境に適応するため、進化をしてきており、現代には適応しきれてはいないというのが本書の主張です。
人類が生存していくために必要だったこと
人類が大半を過ごしてきた世界で、生き伸びていくために必要だったことについても述べられています。
ストレスの役割
ストレスは悪いものと思いがちですが、本書では以下の通り述べられています。
猛獣に出くわすなどのリスクに対して、瞬時に身体が反応できるよう、ストレスを認知する必要があったようです。
一方、現代で抱えるストレスのために進化してきたわけではないと述べられています。
ストレスにさらされ続けると、選択肢が狭まり、『闘争か逃走か』という選択しか持てなくなるようです。
ドーパミンの役割
脳内の伝達物質のひとつにドーパミンがあり、ドーパミンも人類が生き延びる上で重要な役割を果たしてきました。
本書では、ドーパミンについて以下の説明があります。
ここだけだとなぜ、ドーパミンが必要なのか納得できませんでしたが、以下の説明がしっくりきました。
「かもしれない」という期待があるからこそ、厳しい状況でも行動ができたのです。
スマホは人間の特性を利用している
人が生き残るために必要だった上記のメカニズムですが、本書ではスマホが上手くそれらを活用している、と警鐘をならしています。
この一文を見て、まさしく自分だと思ってしまいました…
もともとはLINEの通知を見ただけなのに、別のアプリを起動させ、動画やニュースを見てしまう、それがやめられない…
無意識の行動の裏には、このようなメカニズムがあったのかと驚き、怖くもなりました。
なぜ、スマホやSNSは人の脳のメカニズムをハッキングするような開発をしたのでしょうか。
本書では以下のように述べられています。
スマホやSNSとの向き合い方を見直したいと、心から思いました。
向き合いかた
本書ではスマホを全く利用するなとは言っておらず、脳が進化してきた経過を知り、正しく使いこなそうというのがアドバイスだと感じました。
巻末には具体的なアドバイスも記載があり、さっそく以下を実践しようと思いました。
-スマホの利用時間を把握する
-スマホをオフにする時間を作る
-アプリの制限をかけなおす
今回もご覧頂きありがとうございます。
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