算数の授業をボイコットした理由
先生から、ぽぽさんが算数の授業で拒否権を発動したとの一報が入る。
授業自体をボイコットしたわけではないのだが、算数の時間にプリントの問題を解くことをボイコットしたらしい。
プリントを解かなかったのは「お腹が空いたから」。
一瞬耳を疑う。「お腹が空いたからですか??」いまいち話がのみこめないときは人は復唱しがち。
「ええ、そうです。」と丁寧な口調で先生が言うから間違いないらしい。
まずは本人に事実確認
学校からの帰り道、ぽぽさんに聞いてみる。
ママ「今日、算数のプリントやらなかった?」
ぽぽさん「うん」
ママ「なんでやらなかったの?」
ぽぽさん「私ね、お腹が空いちゃったの。」
ママ「あ、そうなんだね、お腹が空いちゃったか」
ぽぽさん「朝ね、たくさんご飯食べても学校いくとお腹が空いちゃうの」
ママ「そうだよね、お腹空いちゃうよね」
ここで事実確認は終了。
さて、ここで頭をよぎるのは、ぽぽさんの行動についてどういう声掛けをしたらいいか、ということ。
お腹が空いたからプリントをやらない、は悪いことなのか
一度考えたいのが、お腹が空いたからプリントをやらないことは悪いことかどうか、だ。
授業中だし、先生の言うこときかなきゃだめでしょ、と世の集団の声が聞こえてきそうだが、自分は、”人様に迷惑をかけていない”ので、悪いことではないと解釈。
親として取るべき行動とは?
次に、親として自分がとる行動の選択肢を考えてみる。
①勉強ができるようになりたければ、空腹に負けずに頑張ろう、と励ます
②理由はどうあれ、自分の意見を言えたことを褒める
③プリントをしないと勉強が途中でわからなくなって大変なことになるよ、と忠告する
①空腹に負けずに頑張ろうと励ます
一見、平和的解決に見える…が、励ましたところで空腹問題は解決しない。いや、そもそもそこを我慢できていたらこうなっていない…。
②自分の意見が言えて偉かったね、と褒める
直接的な解決にはならないが、自分の意見をはっきり伝えるのが得意ではないぽぽさんにとっては"長い目で見た時に"役立ちそう。
③勉強しないと困る的な忠告をする
これは今回のケースではなし。
単純に、今のぽぽさんのフェーズで、勉強することより食べることの方が優先度が高いと私が思っているからだ。
中学受験の塾に通っている時、こういう風に尻を叩かれすぎて立ち上がれなくなった友人を何人か見てきた。
この、いわゆる"圧をかける方法"は、時には効果的な場合もあるが、タフなメンタル、根性、それなりの能力がそろっていないと乗り越えるのは難しい。
というわけで、自分はひとまず②で様子を見ることに。
先生から家に帰ってやらせてくださいね、と言われたので、「プリントやってみる?」と聞いてみると、すんなり取り組んでいた。
ご飯の後でお腹が満たされていたからかな(笑
今日のママの学び
・勉強のやる気はちょっとしたことに左右される
・子育ては短期目線ではなく、あくまで長期目線で
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