乃木坂46で失恋から立ち直る話

前書き

この投稿は年始に書いて、下書きとして眠らせていたものを今載っけてみます。当どん底の気持ちと自虐の気持ちもブーストで一気に書き上げたのを覚えています。
「失恋したら顔を洗え!」が入っていないのが勿体無いな。と言うわけで熟成下書きです。
どうぞ。

最初に

TwitterもInstagramもリアルな友だちと繋がっているため好き勝手書けなくなってしまった。何となく見ている人がどう思うかとかを考えてしまうと筆が鈍る。今回みたいなチラシの裏に書きなぐる痛いポエムのような内容は親も友だちも先生も見ていないnoteでやろうと思う。

年明けのサヨナラ

2020年1月、私はわかれた。事に至った細かい話は全て省くがとにかくわかれたのだ。12月の時点で雲行きが怪しかったので当然の帰結といえばそうだったのだが、いざ現実を突きつけられると腹の底からドロッと込み上げてくるものがあった。実際嗚咽もしていた。
込み上げてくる「何故」とか「どうして」を拾い上げると結構な量になった。それを見ながら「嗚呼、私はこんなにも好きだったのか…」としみじみ思った。
しかしながらこれはもう終わった恋なのだ。もう遅いぞ。

歌で心の救済を

めでたいはずの新年に私はがっつり落ち込んでいた。昔からこういう事に対してめっぽう弱いことは分かっていたため、心の冷静な部分で「またか…」と思いながらも心のヒステリックな部分は「いや嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼あゝああああ!!」と悲鳴をあげていた。
冷静な自分がこれはある程度立ち直らないと2020年の世界にいけないと判断した。失恋でゲチャゲチャな精神状態の自分は永遠に2019年を彷徨う亡霊なのである。
とりあえずSpotifyで音楽を聴いて気分転換しよう。

本題

私は乃木坂46が好きだ。緩く長くファンでいる。
日頃からSpotifyでよく聴いていた。長く聴いている曲が多いため、ストレスなく聴ける。無限に聴ける。そのせいもあり今回も自然と乃木坂46の曲に手が伸びた。乃木坂46は私のマイナス100まで落ち込んだ心を浮上させてくれるのか…。
乃木坂46を用いた失恋回復法、ここから始まる

STEP1:ガッツリ谷底へ

落ちる時はとことん落とそう!
まずはこの2曲
あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
君は僕と会わないほうがよかったのかな
この2曲は何と言っても歌詞が刺さる。もうザクザクに刺さって抉られる。

例えば『あの日〜」の歌詞を一部抜粋すると

もしもやり直せるならどこまで巻き戻そうか
君と初めて出逢った日 それとも好きになった日

これはまさに込み上げてくる思いの一つを代弁しているかのような歌詞である。これを聴きながら「どこのセーブポイントから再開すればトゥルーエンドになったのか」とたられば400%の思いに耽る。その後現実は決して巻き戻らないことを受け入れていく。

もう一曲はもう曲名が直接的すぎて泣ける。
「君は僕と会わないほうがよかったのかな」こちらの歌詞もなかなかである。全部がパンチラインで刺さるのだが全部抜粋するとそれは抜粋では無いので、印象的なサビフレーズを抜粋

君は僕と会ってしまってまわり道したかもしれない
僕よりもっと大人の誰かと恋をしてたら今頃

自分を責めすぎて、もはや一種の悦状態になっている感が否めない歌詞。こう言う風に思っている時は自分の尻尾を追いかけてクルクル回っている犬と同じで自身は必死だが周りから見ると滑稽そのもの。

両方の曲に共通しているのは歌詞に出てくる男性、「僕」は『僕にとっての彼女は全てで、彼女にとっての僕も同じ』感をビンビン出している。多分実際は違うのでは?と勘ぐってしまう。

なのでこの曲に共感できる男性陣は考えよう、自分と彼女が同じスタンスだと思って接しちゃうから取り返しのつかない事になるんだ!(特大ブーメラン)

曲を聴いて落ち込み、冷静に分析し自己嫌悪に陥ることで落ちるところまで落ちた。さて次のSTEPだ。

STEP2:自分を励ます

落ち込んだあとは自分を励ましてあげます。過去を反省しつつ次に向かうためには気分をあげないといけない。ただ傷心モードにいきなり激しい曲を聴くと心臓がびっくりしちゃうので優しく前を向ける曲を聴きましょう。
ということで2曲
悲しみの忘れ方
羽根の記憶
この2曲は普段落ち込んだ時も良く聴く曲である。優しく寄り添ってくれる感じがする歌です。
まずは「悲しみの忘れ方」

いいことひとつ 今日の中に見つけて
悲しみをひとつ 忘れようとして来た

どんなに良く無い日でもいいことを1つくらい見つけないとね、という気持ちになれる。また、後半にもグッとくるフレーズが続く

あきらめかけて 今日ちょっと頑張って
明日はそれ以上 頑張るのが希望だ

嫌なことを今日少し乗り越えられることができれば、明日以降の自分を救ってくれる希望になる…。自然と気持ちを前に向けさせてくれるフレーズ。

2曲目は「羽根の記憶」

空は飛ぶためにある 見上げるためじゃない

この曲はサビのこの部分が好きである。通勤中とかにこの曲を聴き、何となく顔をあげ空を見上げることがある。空は広くて青い。ただそれだけなのに少し救われた気持ちになる。

この2曲は自分の気持ちを優しく前に向けさせてくれる。今回の件もお世話になった。部屋を暗くして寝る前に聴くも良し、散歩しながら聴くも良し…。クセのない曲調だからこそ色々なシーンに合うのもポイントだ。これでゆるっと前を向くことができた。

STEP3:サヨナラに強くなれ

落ち込んで、前を向いたあとは強く生きていかないといけない。人生はこんなところで終わらない。乗り越えてまた生きていかないといけないのだ。
そこでこの曲。
サヨナラの意味
元メンバーの橋本奈々未さんの卒業ソングでもあるこの曲。人との出会いとわかれについて歌われたこの曲。
サヨナラは辛いことだけれど、一つの区切りとしてまた進んで行こう、という趣旨の歌詞に背中を押される。

サヨナラを振り向くな 追いかけてもしょうがない
思い出は 今いる場所に置いて行こうよ
サヨナラに強くなれ この出会いに意味がある
悲しみの先に続く 僕たちの未来
始まりはいつだって そう何かが終わること

サビのフレーズがたまらなく好き。終わるものがあれば始まるものもあるよね。私にも1つ1つの思い出に感謝の気持ちを告げながら前に進まないといけない時が来たようだ。2020年の到来はすぐそこまで来た。

STEP4:解脱

そもそもが自意識過剰過ぎたのだ。失恋なんて全世界で何人もの人がしているし、私より悲劇的なわかれをしている人はたくさんいる。被害者ヅラのしすぎである。
そこに気づくと気分はだいぶ軽くなっている。あれ?そんなに嗚咽するほどの出来事でもないんじゃないの?そして一連の流れをnoteに認めるレベルまで回復する。
そこでの一曲
ありがちな恋愛(公式PVなかったのでタイアップ先の動画をば…)

ありがちな恋愛の その結末はどれも同じで
そう知らぬ間に二人 別の道を行く

わかれたら道が違えるのは当たり前のことだし多くの人がそうなっているから「ありがち」なのだけれど、明示的に「ありがち」って書いてくれると非常に助かる。ハッとする。自分も良くあるケースの一つだし、みんなそれなりに乗り越えて生きているだと思える。
そうするとあれだけ堆積していた負の感情も随分小さくなった。

結果とイイワケ

結果としては乃木坂46を用いた失恋回復法は成功と言える。
無事に私は2020年を迎えることができた。
しかしながらダメージが全回復ではないので残りのダメージは時間が解決してくれると割り切って過ごすことにする。

※本記事を書くにあたって乃木坂46の歌詞を多用しました。歌詞の解釈は私独自のものですご了承ください。また引用は全てうたまっぷから行い手入力しました。(コピペできないのね)

色々省いているものの、最後に一言。
出会えたことと過ごせたことに感謝。楽しい思い出ばかりでした。

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